この記事でわかること
- 大会場向けレーザープロジェクターの明るさ・画質・低遅延・携帯性・静音比較
- 上位WUXGAレーザー(L790/L890系)とUST 4K(EB-810E/815E)の違い
- 用途別おすすめ:大会場の基幹/映像演出重視/UST 4Kで短距離巨大投写
- あわせて読む:高輝度7–10K → 中~大規模イベント主力 / 超高輝度10–22K+4K → 最大出力・ネイティブ4K
失敗しない選び方(要点)
| 観点 | 見るポイント | 理由 |
|---|---|---|
| 明るさ | 定格ルーメン/常時運用の安定性 | 環境光のある大会場でも映像の視認性を確保するため。 |
| 画質 | 解像度(WUXGA/4K)/コントラスト/色再現 | 大型スクリーンでの細部表現・演出のクオリティに直結。 |
| 低遅延 | 入力遅延・処理パス | ライブ映像・インタラクティブ表示での同期ズレ抑制。 |
| 携帯性 | 本体質量・筐体サイズ・設置自由度(レンズ/UST) | 設営・撤収や会場レイアウトの自由度に影響。 |
| 静音 | ファンノイズ・冷却制御 | 講演や無音演出時にノイズが露出しにくい。 |
主要比較表(大会場:レーザー上位+UST 4K)
モデル名をクリックすると詳細レビューへ。
| モデル | 種別 | 主要特徴 | 強み | 参考価格(執筆時点) |
|---|---|---|---|---|
| EB-L790U | WUXGA・レーザー | 大会場の基幹モデル。 | 明るさ5×信頼性、設営の定番。 | 約140.0万円 |
| EB-L890U | WUXGA・レーザー | 映像強化の上位。 | 細部表現重視の演出に。 | 約150.0万円 |
| EB-L890E | WUXGA・レーザー(E) | 設置自由度を拡大。 | 多様なレイアウト条件に対応。 | 約170.0万円 |
| EB-L895E | WUXGA・レーザー(E上位) | 輝度強化の上位E。 | 演出用途のメインに適する。 | 約185.0万円 |
| EB-810E | UST 4K・レーザー | 超短焦点で巨大投写。 | 短距離設置で影が出にくい。 | 約59.8万円 |
| EB-815E | UST 4K・レーザー(上位) | 上位輝度のUST 4K。 | 明室ステージ前方設置に強い。 | 約79.8万円 |
出典:エプソン 公式商品情報(各モデルの仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
モデル別 徹底解説
評価の算出根拠:メーカー公表仕様(光源・解像度・光出力)と運用設計、主要ECレビュー傾向を基準に5軸で比較。
EB-L790U:大会場の基幹。高輝度×信頼性の定番
- 向く人:大会場の常設・レンタル双方で“定番の安心”を重視
- 参考価格(執筆時点):約140.0万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(EB-L790U)
EB-L890U:映像強化の上位WUXGA。細部重視の演出に
- 向く人:映像の精細感を重視し、資料+動画のハイブリッド運用を行う
- 参考価格(執筆時点):約150.0万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(EB-L890U)
EB-L890E:設置自由度拡大。多様な会場条件に対応
- 向く人:可動席や可変ステージなど、設置条件が変わる会場の常設・レンタル
- 参考価格(執筆時点):約170.0万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(EB-L890E)
EB-L895E:輝度強化のEシリーズ上位。演出のメインに
- 向く人:明室演出・大型スクリーンでのメインプロジェクターを探している
- 参考価格(執筆時点):約185.0万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(EB-L895E)
EB-810E:UST 4Kで短距離から巨大投写。演出に最適
- 向く人:ステージ前方や壁寄せ設置で、影を抑えつつ4K相当で魅せたい
- 参考価格(執筆時点):約59.8万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(EB-810E)
EB-815E:UST 4Kの上位輝度。明室でも映える
- 向く人:明室の展示・ステージでUST 4Kの高輝度を活かしたい
- 参考価格(執筆時点):約79.8万円
- 詳細レビュー:詳細レビュー(EB-815E)
用途別の選び方(早見)
| 用途 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 大会場の基幹プロジェクター | EB-L790U | 明るさ5で信頼性が高く、定番構成で運用しやすい。 |
| 映像演出・細部重視 | EB-L890U/EB-L895E | 画質4のWUXGA上位。輝度も十分で演出のメインに向く。 |
| 設置条件が変わりやすい会場 | EB-L890E | E系で設置自由度を拡大。常設・レンタル双方に適応。 |
| 短距離から巨大投写(影を抑える) | EB-810E | UST 4Kで前方設置でも影が出にくく、演出に最適。 |
| 明室でのUST 4K運用 | EB-815E | 上位輝度で明室でも映える。ステージ・展示向け。 |
よくある質問
| 質問 | 答え |
|---|---|
| 大会場での明るさ選定の目安は? | 環境光が強い会場では明るさ5相当のモデルが安心です。演出の主投写には余裕のある光出力を確保してください。 |
| UST 4Kを選ぶ理由は? | 短距離から巨大投写でき、ステージ前方設置でも影が出にくいためです。EB-810E/EB-815Eが該当します。 |
| 静音性はどの程度を想定すべき? | 大出力帯では評価静音3が目安です。会場の環境音で相殺されやすく、講演・演出ともに実用上問題ないケースが多いです。 |
| レーザー光源のメリットは? | 長寿命・安定輝度・即時点灯です。ランプ交換の手間がなく、長期運用のコストと稼働率を両立できます。 |
【独断と偏見】推し3選(大会場+UST 4K)
🏆 定番の基幹:EB-L790U
高輝度×信頼性で迷ったらコレ。運用のしやすさが光る。
🎖 演出の主力:EB-L895E
輝度強化のE上位。明室演出まで余裕を持って対応。
🥇 UST 4Kの切り札:EB-815E
短距離巨大投写+上位輝度でステージ前方設置に強い。


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