[レビュー]DENON DHT-S217|スリム筐体でテレビ前に収まるベーシック機

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この記事でわかること

  • DHT-S217音質/立体感/低音/接続/操作性の5軸で評価
  • DHT-S218-K(内蔵サブ+eARC)DHT-S316(独立サブ)との違い(立体感・低音・接続の優先度)
  • 「テレビの音を手軽に底上げ」重視のリビング〜寝室用に向けた選び方の要点

※本記事はまとめ記事②(入門〜中位|薄型テレビ改善)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ DENON サウンドバー入門おすすめ|薄型テレビの音を手軽に強化【エントリー〜中位】

結論:“省スペースで基礎力”。DHT-S217はテレビ用の常用機としてバランス良好

DHT-S217スリムなオールインワン型で、テレビ前に収まりやすい設計。内蔵サブウーファーによりニュース〜バラエティの明瞭さと、映画の低域をほどよく底上げします。HDMI ARC/光デジタル/Bluetoothと接続がシンプルで、リモコン+HDMI-CECの直感操作も快適。上位の濃密さや重低音は求めないけれど、毎日の視聴を確実に良くしたい人に“ちょうど良い”選択です。

仕様と価格(要点)

主要仕様と参考価格(執筆時点)
項目 内容
型番 DHT-S217
タイプ バー単体(内蔵サブウーファー)/スリム筐体
主な音声機能 バーチャルサラウンド、ダイアログ強調、サブウーファー内蔵
入出力 HDMI ARC(CEC対応)/光デジタル/Bluetooth オーディオ
想定用途 薄型テレビの音質強化(リビング〜寝室)/省スペース設置
参考価格(執筆時点) 約2.7万円(※時期・店舗により変動します)

出典:DENON 公開情報(接続・機能)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)/筐体寸法の一般的な取り回し性。

購入・価格チェック

DHT-S217 評価(音質3/立体感3/低音3/接続3/操作性3) 音質 立体感 低音 接続 操作性

評価の算出根拠:メーカー公表の仕様(ドライバー構成・入出力)と設計要素、主要ECレビュー傾向を基準に5軸で比較。

実用レビュー

① 音質:薄型テレビ比で“明瞭度”と厚みがしっかり向上

  • 人の声が前に出やすく、ニュースやドラマのセリフ明瞭感が改善。音量を上げすぎずに聞き取りやすい。
  • 内蔵サブにより中低域の土台ができ、日常視聴の満足度が上がる設計。

② 立体感:バーチャルで広げる“包囲感の入門”

  • バーチャルサラウンドは横方向の広がりを演出。部屋の壁反射が得られると効果が出やすい。
  • 天井方向の効果は控えめ。上位機の実Atmos的な高さ感までは期待しないのが現実的。

③ 低音:内蔵サブの“ほどよい厚み”で集合住宅でも使いやすい

  • ダウンファイア型の内蔵サブが低域の量感を補強。音楽のベースラインや映画の効果音が聴き取りやすくなる。
  • 重低音の迫力は外部サブ搭載機に劣るが、階下への配慮もしやすいバランス。

④ 接続:HDMI ARCを中心に“置いてつなぐだけ”

  • HDMI ARC+CECでテレビのリモコン連動が簡単。電源連動・音量操作の一体感が良好。
  • ARC非対応のテレビでも光デジタルで対応可能。スマホの音楽はBluetoothで手軽に再生。

⑤ 操作性:リモコン直感操作+常用プリセットが使いやすい

  • ダイアログ強調/サウンドモード切替など、ワンボタンで効く設計が日常視聴に好相性。
  • HDMI-CECの連動性は良好。設定を一度決めたら放っておける手軽さが魅力。
注意・割り切りポイント

  • eARC・実Atmos非対応。次世代音声の完全対応や高さ方向の表現は上位帯が有利(→ DHT-S218-KDHT-S517)。
  • 重低音の量感は外部サブ付に劣る。映画の迫力を優先するならDHT-S316DHT-S517も検討。

比較:同帯DENONでどれを選ぶ?

項目 DHT-S218-K DHT-S316 DHT-S217
位置づけ 内蔵サブ+eARCの上位入門 2.1ch+独立サブ スリムなベーシック機
立体感 バーチャル強め(eARCで新TVと好相性) バーチャル控えめ 標準的(横の広がり重視)
低音 内蔵サブ(量感中) 外部サブ(量感高) 内蔵サブ(量感中)
接続 eARC/光/Bluetooth ARC/光/Bluetooth ARC/光/Bluetooth
価格感 約3.2万円 約2.8万円 約2.7万円

口コミの傾向

満足の声アイコン

「テレビ前に収まるスリムさで設置が簡単」

満足の声アイコン

「セリフが聞き取りやすくなった」

満足の声アイコン

「リモコン操作と連動がシンプル」

不満の声アイコン

「重低音や高さ方向の没入感は控えめ」

※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。

まとめ:向く人/向かない人

  • 向く人:テレビの音を手軽に底上げしたい/省スペース重視/セリフの明瞭化を重視
  • 向かない人:実Atmosや濃密な立体音響が欲しい(→ 上位まとめ)/重低音を最優先(→ DHT-S316DHT-S517

 

※価格は時期・店舗で変動します。最新価格はリンク先でご確認ください。

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