この記事でわかること
- クレシドラ ICM17270Jを味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- ICM12011J/COX750J/ICMI011J/BCO410Jとの違い(抽出制御・味の再現性・デザイン・一体型の便利さ)
- 「ハンドドリップの安定再現×静かさ」重視で、家族の朝コーヒーを効率化したい人向けの選び方
※本記事はまとめ記事⑥(ドリップ&コンビ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ デロンギ ドリップコーヒーメーカー/コンビ機おすすめ|味の安定と時短を比較
結論:“プアオーバーを押し出す”制御で、再現性が高い。ICM17270Jは静かで日常に馴染む最上位ドリップ
クレシドラ ICM17270Jはプアオーバーを再現する抽出制御とシャワー散水で、均一な蒸らし→抽出を安定させるドリップ旗艦。味わい4/静音5/手入れ4のバランスがよく、家族の朝ルーティンでも会話を妨げずに淹れられます。多機能性は控えめですが、“ハンドの良さを毎回再現”したい人に最適です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | ICM17270J(クレシドラ) |
| タイプ | ドリップコーヒーメーカー(シャワー散水/蒸らし制御) |
| 想定ユーザー | 毎朝の安定抽出を重視/静音性優先/家族でまとめ淹れ |
| 主な特徴 | プアオーバー再現の抽出プロファイル/均一散水/お手入れしやすい構成 |
| 参考価格(執筆時点) | 約2.0万円 |
出典:デロンギ 公式商品情報(ICM17270J|抽出機構・仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味わい:蒸らしと散水で“ブレにくい旨さ”
- 蒸らし→断続抽出を自動で制御。シャワー散水が粉面を均一に濡らし、雑味を抑えたコクに到達しやすい。
- 中細挽き〜中挽きで安定。粉量が増えても層が崩れにくく、家族分のまとめ淹れでも味が揃いやすい。
② 速さ:自動任せで“ながら運用”向き
- 抽出速度はドリップ標準クラス。ハンド作業不要で、朝の準備を並行しやすい。
- 一度に複数杯のほうが効率的。サーバー保温で2杯目も整った味わい。
③ 手入れ:パーツ少なめで洗いやすい
- ドリッパー/サーバー/フィルター中心のシンプル構成。日次の洗浄負担が軽いのが利点。
- 定期的に湯通し・スケール対策をすれば、風味の落ち込みを防ぎやすい。
④ 多機能:抽出特化。味の安定を優先
- 派手な拡張よりも抽出再現性にリソースを集中した設計。操作の迷いが少ない。
- アイス前提なら濃いめ設定→急冷が定石。レシピ固定で毎回同品質にしやすい。
⑤ 静音:LDKでも“気配を消す”動作音
- ポンプ音・滴下音は控えめで、会話やテレビを邪魔しにくい。家族の時間を壊さない静けさ。
- 早朝運用でも安心。マンション環境でも取り回しやすい。
注意・割り切りポイント
- 多機能志向ではないため、レシピの幅は限定的。多機能一体型が必要ならBCO410Jも検討。
- 味の伸びしろは豆の鮮度・挽き目・湯量比で大きく変化。レシピ固定の試行が前提。
比較:ICM12011J/COX750J/ICMI011J/BCO410Jとどっちを選ぶ?
| 項目 | ICM12011J | COX750J | ICMI011J | BCO410J | ICM17270J |
|---|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 省スペース入門 | デザイン定番 | 質感重視シリーズ | ドリップ+エスプレッソ | 抽出制御の旗艦 |
| 強み | 手軽さと価格 | シャワードリップ+意匠 | 色展開と上質外観 | 一台で両対応 | 蒸らし再現と均一抽出 |
| 向く人 | 毎朝の時短最優先 | 見た目と基本性能 | 来客映え・統一感 | 省スペースに両機能 | 味の再現性を追求 |
| 価格感 | 約0.9万円 | 約1.2万円 | 約1.6万円 | 約3.4万円 | 約2.0万円 |
口コミの傾向
「蒸らしが効いて雑味が減り、毎回味が揃う」
「動作音が静かで朝でも気にならない」
「パーツが少なく洗いやすい」
「多機能ではない。レシピの自由度は控えめ」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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