この記事でわかること
- RR-S500G2 LPを火力/立上り/容量/使い勝手/静音の5軸で評価
- S500G2/S200GV2まとめとの位置づけ(5升の大量炊飯×高速立ち上がり)
- 「仕込み量が多い厨房」や「短時間で一気に炊きたい現場」に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事⑩(S500G2/S200GV2)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ リンナイ S500G2/S200GV2おすすめ|5升と2升の高速ラインを比較
結論:“5升を速く、安定して”。RR-S500G2 LPは大量炊飯の回転率を底上げする高速G2
RR-S500G2 LPは5升の高速炊飯G2(業務用・LPガス)。強い火力×立上りでピーク時の回転率を高めつつ、大容量を一気に炊き切る安定性が特長です。操作はシンプルで現場導入が容易。仕込み量の多い厨房・弁当/仕出し・社食まで、大量×時短の要件に噛み合います。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | RR-S500G2 LP |
| タイプ | 業務用・高速炊飯G2(大量炊飯向け) |
| 容量 | 5升(一気炊きに最適) |
| ガス種 | LP(プロパン) |
| 主な特徴 | 強火力バーナー/高速立上りG2/大容量を安定炊飯/シンプル操作 |
| 参考価格(執筆時点) | 約20.0万円 |
出典:リンナイ 商品情報(RR-S500G2)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 火力:5升を“芯まで”攻める強火力バーナー
- G2の強火力で対流を起こしやすく、大量炊飯でもムラを抑制。まとめ炊きでも粒立ちが安定。
- ピーク帯の連続運転でも沸騰〜蒸らしの切り替えが俊敏で、仕上がりがブレにくい印象。
② 立上り:高速立ち上がりで“回転率”を確保
- G2制御の立上りが速いため、注文集中時の待ち時間を短縮。客席回転・提供速度に直結。
- 炊き増しが読みづらい日でも小遅れのリカバリーが効き、欠米リスクを下げられます。
③ 容量:5升を一気に。仕込み・ピークの“底力”
- 5升の大容量で、開店前の仕込みや昼ピーク前に一括炊飯が可能。配膳ラインの安定に寄与。
- 大量の蒸気・熱が出るため、設置場所の換気・耐熱は事前に確認を。
④ 使い勝手:現場導入がしやすい“シンプル操作”
- スイッチ類は直感的で、新人でも短時間で習熟。運用マニュアル化が容易。
- 洗米〜給水量の標準化で仕上がりが安定。店舗間のクオリティ差も抑えられます。
⑤ 静音:大型・高速ゆえの動作音は“業務許容”レベル
- 強火力時は相応の作動音・排気音。厨房のBGMや換気音に紛れる程度で実務上は許容。
- 客席至近の設置ではパーテーションや距離確保で体感音を緩和できます。
注意・割り切りポイント
- 設置要件(排気・離隔・水平設置)の順守は必須。熱気対策と動線の確保を同時に検討。
- 初期費用は標準CF/C系より高め。提供速度・人件費の圧縮効果で投資回収を見込める現場向け。
比較:同帯のリンナイ高速ライン、どれを選ぶ?
| 項目 | RR-S500G2 13A(5升) | RR-S500G2-H 13A(5升・H) | RR-S200GV2 LP(2升) | RR-S500G2 LP(5升) |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 5升G2の基本(都市ガス) | 5升G2の上位(運用性向上) | 2升のGV2(小回り) | 5升G2の基本(LP) |
| 強み | 大量×高速の定番 | 操作・運用性を強化 | 省力×時短のバランス | 大量×高速をLP環境で |
| 想定現場 | 大規模厨房全般 | 人の入替が多い店舗 | 小〜中規模の高回転 | LPガスの大規模厨房 |
| 参考価格 | 約20.0万円 | 約20.0万円 | 約21.1万円 | 約20.0万円 |
口コミの傾向
「立ち上がりが速く、ピークの炊き増しに余裕」
「5升でもムラが少なく、仕上がりが安定」
「本体の熱とスペース確保に気を使う」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:LP環境で5升を高速一気炊きしたい/ピークの回転率を最大化したい/運用をシンプルに標準化したい
- 向かない人:初期費用を最優先(→ CF/C 300系まとめ)/静音・省スペース優先(→ S300G2まとめ)


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