この記事でわかること
- RR-S500G2 13Aを火力/立上り/容量/使い勝手/静音の5軸で評価
- RR-S500G2-H 13A/RR-S200GV2 13Aとの違い(運用性・容量ステップ・立上り)
- 「大量炊飯×高速回転」重視の厨房・給食・仕出しに向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事⑩(S500G2/S200GV2|高速ライン)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ リンナイ S500G2/S200GV2おすすめ|5升と2升の高速ラインを比較
結論:5升・高速G2の主力。RR-S500G2 13Aは“立上り×大量炊飯”でピーク帯の安定供給に強い
RR-S500G2 13Aは5升・業務用・高速炊飯G2・都市ガス13A対応。高火力と高速立ち上がりで回転率を高め、ピーク時の供給遅れを抑えます。大鍋の連続炊飯でもムラを出しにくく、仕込み量が多い厨房・給食・仕出しの定番上位です。運用性拡張を求めるならH派生、小回り重視なら2升のGV2と検討比較を。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | RR-S500G2 13A |
| タイプ | 5升・業務用・高速炊飯G2(都市ガス13A) |
| 想定ユーザー | 大量炊飯の飲食店・給食・仕出し/ピーク帯の供給を安定化したい現場 |
| 主な特徴 | 高火力バーナー/高速立ち上がり/大容量釜でのムラ抑制/連続炊飯に強い |
| 参考価格(執筆時点) | 約20.0万円 |
出典:リンナイ 公式商品情報(RR-S500G2|仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 火力:大容量釜でも芯までふっくら。安定の高出力
- G2高火力バーナーで熱量が十分。5升の大釜でも熱浸透が速く、業務用の仕上がりを安定化。
- 連続炊飯時も火力の落ち込みが少なく、ピーク帯の供給遅延を抑制できます。
② 立上り:高速G2で回転率アップ。仕込みの段取りが楽
- 予熱〜沸騰までの立ち上がりが速いため、炊飯サイクルの短縮に直結。
- 前バッチの片付け中に次バッチが走り出す感覚で、段取りが組みやすいのがメリット。
③ 容量:5升で一気に。まとめ炊き・配膳ラインに好適
- 5升クラスの一気炊きで、丼・定食・仕出しなど配膳ラインの柱に。
- 保温・配膳導線を決めておくと盛り付けの停滞を回避しやすいです。
④ 使い勝手:シンプル操作。導入直後でも迷いにくい
- 業務用らしい直感的な操作系で教育コストが低い。
- 釜・フタの扱いも素直で、洗浄〜乾燥のルーティンに乗せやすい構成。
⑤ 静音:厨房前提の作動音。ホール隣接は配置配慮を
- 高火力ゆえの作動音は業務用相応。バックヤード配置なら実運用で気になりにくい。
- ホール隣接の場合は間仕切り/床防振で音の印象を和らげられます。
注意・割り切りポイント
- 本体サイズ・重量はそれなり。設置スペースと搬入経路(段差・曲がり)を事前確認。
- 静音性は家庭用比で低め。客席至近の設置は避け、動線と導線を分離するのが無難。
比較:RR-S500G2-H/RR-S200GV2とどっちを選ぶ?
| 項目 | RR-S500G2-H(5升) | RR-S200GV2(2升) | RR-S500G2(5升) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | G2の上位(運用性拡張) | 小回り重視の高速GV2 | G2基本モデル・大量炊飯 |
| 向く現場 | 運用性・扱いやすさ優先 | 回転率と省スペース両立 | ピーク供給量を最優先 |
| 価格感 | 約20.0万円 | 約21.1万円 | 約20.0万円 |
口コミの傾向
「立上りが速く、ピークの回転が上がった」
「5升でも炊き上がりが安定している」
「操作がシンプルでスタッフ教育が楽」
「作動音はそれなり。設置場所の配慮が必要」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:ピーク帯の供給量最優先/大量炊飯の安定性重視/連続炊飯で回転率を上げたい厨房
- 向かない人:静音性や省スペース最優先(→ RR-S200GV2 13A)/運用性の拡張を求める(→ RR-S500G2-H 13A)


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