この記事でわかること
- RR-15VNS3 LPを火力/立上り/容量/使い勝手/静音の5軸で評価
- RR-100MTT LP(1升・メカ式)との違い(容量と直火の実用性)
- 小規模店・イベント出店・まとめ炊きに向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事④(MTT/VNS3|小型メカ式・直火)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ リンナイ MTT/VNS3おすすめ|小型メカ式&直火タイプを比較(5.5合〜1.5升)
結論:“直火の強さ×1.5升”。RR-15VNS3 LPは小規模店の主力炊飯にちょうど良い
RR-15VNS3 LPは1.5升・直火タイプ(LPガス)。シリーズ内では実用重視のベーシックで、まとめ炊きに必要十分な火力と扱いやすさのバランスが良好。立ち上がりは高速機ではないものの、連続運用の安定感が魅力です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | RR-15VNS3 LP |
| タイプ | 1.5升・直火タイプ(LPガス) |
| 想定ユーザー | 小規模飲食店/イベント出店/まとめ炊き中心の家庭 |
| 主な特徴 | 直火の安定加熱/シンプル操作/連続運転に強い実用モデル |
| 参考価格(執筆時点) | 約8.0万円 |
出典:リンナイ 商品情報(仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 火力:直火の“芯まで”加熱で粒立ち良好
- 直火タイプらしく、米の芯まで熱が入りやすく粒立ちが整う。まとめ炊きでも味がブレにくい。
- 極端な高速炊飯ではないぶん、過加熱のムラを抑えた安定炊きに向く印象。
② 立上り:必要十分。ピーク時間帯の回転に対応
- 立上りは標準的(スコア3)。G2系の高速機ほどではないが、店舗のピーク帯を支える実用速度。
- 連続炊飯時も挙動が読みやすく、段取りが組みやすいのが利点。
③ 容量:1.5升で“小規模店の主力”にちょうど良い
- 1.5升(約15合)のため、ランチ集中型やイベント出店に適正。家庭のまとめ炊きでも余力あり。
- 鍋容量の余裕でやや硬め〜柔らかめまで水加減の振れ幅を取りやすい。
④ 使い勝手:シンプル操作で現場が回る
- 複雑な設定がなく誰でも扱えるメカ寄りの操作感。現場での属人化を抑えやすい。
- 手入れは内釜・フタ周りの分解が容易で、回転間の清掃が短時間で済む。
⑤ 静音:業務用としては良好。客席近くでも扱いやすい
- 燃焼音は控えめでスコア4相当。小規模店の客席近くでも運用しやすい。
- 据付時に可燃物からの離隔・水平設置を守ると、音・振動の体感がさらに低減。
注意・割り切りポイント
- LPガス専用モデル。設置前にガス種・接続口径・ガス栓位置を要確認。
- 高速立上り最優先なら、業務用の高速ライン(S300G2まとめ)も比較候補。
- 長時間の保温主体運用には不向き。炊き上げ→提供・保温は短時間の流れが基本。
比較:同帯リンナイでどれを選ぶ?
| 項目 | RR-100MTT LP(1升) | RR-15VNS3 13A(1.5升) | RR-15VNS3 LP(1.5升) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | メカ式のベーシック | 直火の1.5升(都市ガス) | 直火の1.5升(LP) |
| 向く人 | 初期投資を抑えたい | 都市ガス環境でまとめ炊き | LP環境でまとめ炊き |
| 価格感 | 約13.3万円 | 約8.0万円 | 約8.0万円 |
口コミの傾向
「直火でしっかり炊けて、粒が立つ」
「操作がシンプルでスタッフ交代でも迷わない」
「1.5升でランチのピークを十分カバー」
「高速機ほどの立ち上がりではない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:小規模飲食店/イベント出店/家庭のまとめ炊き重視/LPガス環境で直火の実用性を取りたい
- 向かない人:高速立上り最優先(→ G2系まとめ)/長時間保温主体の運用


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