この記事でわかること
- RR-15VNS3 13Aを火力/立上り/容量/使い勝手/静音の5軸で評価
- RR-100MTT 13A(1升・メカ式)/RR-150CF 13A(1.5升・CF業務用)との違い(直火の実用性・価格・メンテ性)
- 「小規模店のまとめ炊き/イベント用の臨時炊飯」に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事④(MTT/VNS3|小型メカ式・直火)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ リンナイ MTT/VNS3おすすめ|小型メカ式&直火タイプを比較(5.5合〜1.5升)
結論:“1.5升×直火の手堅さ”。RR-15VNS3 13Aは小規模店のベーシック実用機
RR-15VNS3 13Aは1.5升・直火タイプ(都市ガス13A)。シンプル構造で立ち上がりは標準的、まとめ炊きの回転と扱いやすい価格感が魅力です。高機能業務機ほどのスピードは求めず、必要十分な火力と耐久バランスを重視する小規模店・キッチンカー・イベント利用に向きます。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | RR-15VNS3 13A |
| タイプ | 1.5升・直火タイプ(都市ガス13A対応) |
| 想定ユーザー | 小規模飲食/弁当・仕出しの予備釜/イベント・臨時炊飯のまとめ炊き |
| 主な特徴 | 直火の実用火力/シンプル構造で扱いやすい/1.5升で段取り良く回せる |
| 参考価格(執筆時点) | 約8.0万円(参考価格・執筆時点) |
出典:リンナイ 公開情報(シリーズ位置づけ・仕様)/主要ECの商品価格レンジ確認(13A・1.5升帯)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 火力:直火の“素直な”加熱で粒感が立つ
- 直火で釜底からしっかり加熱。過度な演出はなく、粒立ち・香りの出方が安定しています。
- 高火力機に比べるとピークは控えめですが、日常の定番米を均一に炊き上げる目的には十分。
② 立上り:標準的。段取りでカバーしやすい
- 加熱立ち上がりは標準クラス。洗米・浸水の段取りを合わせれば、ランチピークでも回しやすい。
- 急いで連投する現場は、CF系(1.5升)や高速系の上位帯も比較を。
③ 容量:1.5升で“まとめ炊き”にちょうど良い
- 1.5升は小規模店の主食回転にマッチ。握り・弁当の仕込みにも扱いやすいロット。
- 大量提供が必要な日は、朝にまとめ炊き→保温鍋運用でピークの負荷を分散できます。
④ 使い勝手:シンプル構造で扱いがラク
- メニューや表示は必要最小限で直感操作。スタッフ入れ替え時の教育コストが低い。
- 釜・フタの取り回しが容易で、洗浄・乾燥の段取りも立てやすい。
⑤ 静音:業務用としては落ち着いた動作音
- 沸騰・蒸らし時の音は控えめで、狭い厨房でも会話を阻害しにくい体感。
- 設置時に水平・クリアランスを確保すると振動音の抑制に寄与。
注意・割り切りポイント
- より高速な立ち上がり・連投性を求める場合は、RR-150CF 13AなどCF業務用を検討。
- 価格よりも堅牢性とメカ操作を重視するなら、RR-100MTT 13A(1升)も候補。
比較:RR-100MTT 13A/RR-150CF 13Aとどっちを選ぶ?
| 項目 | RR-100MTT 13A(1升) | RR-150CF 13A(1.5升) | RR-15VNS3 13A(1.5升) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | メカ式ベーシック | 業務用CFの定番 | 直火の実用タイプ |
| 向く人 | 操作の単純さ・耐久重視 | 連投・回転率を底上げ | コスパと扱いやすさの両立 |
| 価格感 | 約13.3万円 | 約5.5万円 | 約8.0万円 |
口コミの傾向
「直火でご飯の香りが良い」
「シンプルで扱いやすい。洗浄もラク」
「1.5升がちょうど良いロット」
「もっと速さを求めると物足りない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:小規模店の定番ロット(1.5升)/コスパ重視で直火の実用性を取りたい/扱いやすい構造を優先
- 向かない人:高速連投・大量炊飯が必須(→ RR-150CF 13A)/より単純なメカ操作を好む(→ RR-100MTT 13A)

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