この記事でわかること
- ハイカットミル タテ型 K-61007を味再現/静音/清掃/速度/多機能の5軸で評価
- 業務用まとめ(ハイカット/ニューカット/KDM)における位置づけと選び分け
- 袋詰め運用・対面販売で効率を上げたい店舗に向けた導入ポイント
※本記事はまとめ記事②(業務用|高出力ミル&セルフ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ カリタ 業務用コーヒーミルおすすめ|ハイカットミル/ニューカットミル/KDMを比較
結論:縦受缶で袋詰めが速い。K-61007は“省スペース×高速処理”の現場効率機
カリタ ハイカットミル タテ型 K-61007は、縦受缶で袋に直接落としやすい構造が強み。500g/分級の高い処理速度と安定したカット品質で、挽き売りやブレンドの量り売りをテンポ良く回せます。設置幅を抑えつつ、粉受け〜袋詰めの動線短縮を狙う店舗にフィットします。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | ハイカットミル タテ型 K-61007 |
| タイプ | 業務用電動コーヒーミル(高出力・カット式/縦受缶) |
| 想定運用 | 喫茶・カフェの挽き売り/レジ横の対面袋詰め/ブレンドの量り売り |
| 主な特徴 | 縦受缶で袋に落としやすい/省スペース配置/安定した粒度で高速処理 |
| 参考価格(執筆時点) | 約13.2万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:主要EC商品ページ(価格レンジ確認)/メーカー仕様。処理能力は運用条件により変動します。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味再現:ブレの少ないカットで“日常の均一”を担保
- 安定したカット方式で、量り売り〜ドリップまで均一な粒度を確保。抽出再現性は業務用クラスの安心感。
- 微粉は用途・粒度で変動。フィルター運用ならペーパー側で吸着させつつ味を整えやすい。
② 静音:高出力としては“標準的”。設置と運用で体感を下げる
- 音量は業務用として標準域。カウンター背面や壁面の防振マット併用で体感ノイズを抑制。
- 連続運転の時間配分を工夫すると、フロアの会話を妨げにくい運用が可能。
③ 清掃:縦受缶で粉の収まり良好。こまめな清掃で衛生維持
- 縦受缶に落ちるため粉の飛散が少なめ。袋詰め後の作業台清掃が短時間で済みやすい。
- ブラシでのホッパー周り・吐出口ケアを習慣化すると、匂い移りや微粉残りを低減。
④ 速度:500g/分級で“待たせない”。ピーク帯の強い味方
- ハイパワーで一気に挽けるため、ブレンド作成や袋売りの回転率を向上。
- 粒度切替の手戻りを抑える運用(挽目の順番整理)でロス時間をさらに短縮。
⑤ 多機能:袋詰め導線を短縮する“縦受缶”が効く
- 受け側が縦配置のため、袋をそのまま差し替え。落粉ロスの軽減と段取りの簡素化に寄与。
- 追加機構は絞り込み。堅実な操作系でトラブルが少なく、教育コストも低め。
注意・割り切りポイント
- 静音特化ではないため、静粛性最優先ならニューカットミル 袋ハサミ K-61023も検討。
- 粉の切替頻度が多い店舗は、粒度の運用ルール(細→粗の順など)で効率最適化を。
比較(同帯カリタ)
| 項目 | K-61005(ハイカット) | K-61023(ニューカット・袋ハサミ) | K-61007(タテ型) |
|---|---|---|---|
| 特徴 | 王道の高出力・安定性 | 低騒音+袋ハサミで対面販売向き | 縦受缶で袋詰め容易・省スペース |
| 速度 | 高速(500g/分級) | 高速(500g/分級) | 高速(500g/分級) |
| 多機能 | 基本機能重視 | 袋ハサミなど充実 | 縦受缶で導線短縮 |
| 参考価格 | 約12.7万円 | 約11.6万円 | 約13.2万円 |
口コミの傾向
「袋詰めが速く、粉の飛散が少ない」
「ピーク帯でも処理が追いつく」
「設置幅が抑えられて助かる」
「静音特化機ほどは静かではない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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