この記事でわかること
- ECAM22112(マグニフィカS)を味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- ECAM22062(スタート・液晶)/ECAM22020(価格重視)との違い(操作系・ミルク運用)
- 「まずは豆から」入門〜日常の数杯を安定させる選び方の要点
※本記事はまとめ記事③(全自動エントリー|マグニフィカ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ デロンギ マグニフィカおすすめ|エントリー全自動の選び方【スタート/S/EVO】
結論:“定番の安心感”。ECAM22112は味の安定と保守性で、最初の全自動にちょうどいい
ECAM22112は全自動エントリーのロングセラー。シンプルなダイヤル操作と堅実な抽出で、毎日のエスプレッソ〜アメリカーノを安定させます。手動スチームでミルクは必要十分、着脱式抽出ユニットで手入れがしやすいのも魅力。1日数杯・まずは豆からを叶える、コスパ重視の“素直な定番”です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | マグニフィカS ECAM22112 |
| タイプ | 全自動コーヒーマシン(豆挽き〜抽出一体/手動スチーム) |
| 想定ユーザー | 1〜2人のコーヒー習慣/エスプレッソ基調で日常の数杯を安定 |
| 主な特徴 | コニカルグラインダー/抽出量・濃さ調整/スチームノズル(手動)/着脱式抽出ユニット |
| 参考価格(執筆時点) | 約6.1万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:デロンギ 公式商品情報(仕様・機能)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味わい:挽きたて×安定抽出で“日常の基準”を作る
- コニカルグラインダーと安定した抽出制御で、エスプレッソ〜カフェルンゴまで素直な味わい。
- 豆量・挽き目・抽出量の調整で、酸味寄り〜コク重視まで寄せやすい。浅煎りなら湯量短めが◎。
② 速さ:電源ONからの立ち上がりは“日常使いに十分”
- 起動〜1杯抽出までスムーズ。2杯目連続でも待ち時間は短めで、朝の支度に馴染むスピード感。
- スチーム切替はやや待ちあり。ミルク常用は後述モデル比較も検討を。
③ 手入れ:着脱式ユニットで“洗える安心”
- 抽出ユニットが取り外し可能で、月1程度の水洗いで清潔を保ちやすい。
- 起動・停止時の自動リンスで回路をリフレッシュ。ドリップトレイも外せて丸洗い可能。
④ 多機能:必要十分。ミルクは“手動スチーム”で楽しむ
- 濃さ・湯量の調整と1杯/2杯対応で、家の定番レシピを固定しやすい。
- ミルクはスチームノズル(手動)。ラテ多めなら自動ミルク搭載機も選択肢。
⑤ 静音:グラインド音は標準的。全体は“落ち着いた運転”
- 挽き時は動作音ありつつも短時間。抽出は比較的静かで、朝のキッチンでも気になりにくい。
- 設置時に本体の水平を取ると、振動ノイズが低減しやすい。
注意・割り切りポイント
- 自動ミルク機能は非搭載。ラテ頻度が高い場合はECAM29081XTB(イーヴォ・自動ミルク)も要比較。
- 操作は物理ボタン+ダイヤル中心。液晶ガイダンス重視ならECAM22062(スタート)がわかりやすい。
比較:同帯の“エントリー”でどれを選ぶ?
| 項目 | ECAM22020 | ECAM22062 | ECAM22112 |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 価格最優先・手動ミルク | 入門+液晶で迷わない | 定番バランス・保守性重視 |
| 操作性 | ボタン中心・シンプル | 液晶表示でガイド明確 | ダイヤル直感・覚えやすい |
| ミルク | 手動スチーム | 手動スチーム | 手動スチーム |
| 価格感 | 約7.0万円 | 約9.3万円 | 約6.1万円 |
口コミの傾向
「挽きたての香りと味が安定。毎朝の一杯が楽しみになった」
「掃除が簡単で助かる。抽出ユニットを洗えるのが安心」
「操作がシンプルで家族もすぐ使えた」
「ミルクは自動だともっとラク。スチーム切替の待ちがある」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:毎日1〜2杯を“挽きたて”で楽しみたい/操作はシンプルが良い/自分で味の微調整をしたい
- 向かない人:自動ミルク前提(→ ECAM29081XTB)/液晶ガイド重視(→ ECAM22062)


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