この記事でわかること
- EC-RT40を味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- EC-SA40(ガラスジャグの全自動)との違い(保温性・味の安定・設置性)
- 「挽きたて×高温抽出」重視の4杯全自動に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事①(全自動|ミル内蔵)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ 象印「珈琲通」全自動おすすめ|ミル内蔵で挽きたて×高温抽出を比較
結論:“冷めにくい美味しさ”。EC-RT40はまほうびんサーバー×挽き分けで、常に出来たての満足度
EC-RT40は全自動(ミル内蔵)・4杯・ステンレス〈まほうびん〉サーバー。抽出後に保温ヒーターへ頼らないため、香りの劣化や煮詰まりを抑えやすく、味わいの安定が強みです。挽き分け×濃度調節で好みを作りやすく、“淹れ置きでぬるくならない”点がガラスジャグ機との差別化。手軽な全自動でも味は妥協したくない人にフィットします。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | EC-RT40 |
| タイプ | 全自動(ミル内蔵)/4杯/ステンレス〈まほうびん〉サーバー |
| 想定ユーザー | 挽きたて×高温抽出を手軽に/“淹れ置きでも冷めにくい”を優先 |
| 主な特徴 | 挽き分け+濃度調節/高温ドリップ/サーバー直注ぎしやすい口設計 |
| 参考価格(執筆時点) | 約2.4万円 |
出典:象印「珈琲通」商品情報/主要ECの商品ページ(価格レンジの確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味わい:挽きたて×高温×濃度調節で“香りを立ててコクも出す”
- ミル内蔵の全自動で豆の酸化を抑え、抽出直前に挽いて香りを最大化。
- 高温ドリップでコクが出やすく、濃度調節でスッキリ〜しっかりまで好みを再現。
- 挽き分けにより、焙煎・豆質に合わせて微調整が効きます。
② 速さ:全自動ゆえの“挽き時間”は乗るが、4杯運用なら実用十分
- グラインド工程が入るためドリップ単機より体感でやや長め。ただし4杯までなら待ち時間は許容範囲。
- 抽出は安定しており立ち上がり後のテンポは一定。朝のルーチンに組み込みやすい。
③ 手入れ:粉受け・ミル部のケアが要点。サーバーは扱いやすい
- 全自動の性格上部品点数はドリップ単機より多め。粉受け・フィルター・ミル室の粉残りを定期ケア。
- ステンレス〈まほうびん〉サーバーは軽くて割れにくく、ニオイ移りもしにくい。
④ 多機能:挽き分け×濃度×サーバー保温で“幅広い一杯”に対応
- 挽き分け+濃度調節で豆・水量・気分に合わせやすい。
- 保温ヒーター非依存のサーバーで、煮詰まりにくく味がダレないのが大きなメリット。
⑤ 静音:ミル動作中は相応の音。抽出・保温は落ち着いた動作音
- ミル稼働時は3〜4分程度の動作音。時間帯配慮をすれば日常使用は問題なし。
- ドリップ〜サーバー保温は静かで、作業中の会話を妨げにくいレベル。
注意・割り切りポイント
- 全自動ゆえに手入れ工程は最小ではない。粉詰まり防止に定期清掃を前提に。
- 本体サイズは4杯相応。さらに設置性重視ならEC-SA40(ガラスジャグの全自動)も比較候補。
比較:同じ全自動ならどっちを選ぶ?
| 項目 | EC-SA40(ガラスジャグ) | EC-RT40(まほうびんサーバー) |
|---|---|---|
| 位置づけ | 全自動の入門寄り・設置性重視 | 保温・味の安定を重視 |
| 味づくり | 挽き〜抽出自動/濃度対応 | 挽き分け+濃度で幅広い調整 |
| 保温 | プレート保温中心 | ヒーター非依存の“まほうびん”で煮詰まりにくい |
| 価格感 | 約1.9万円 | 約2.4万円 |
口コミの傾向
「保温しても味が変わりにくい」
「濃度が調整できて家族の好みを合わせやすい」
「サーバーが割れないので安心」
「ミルの手入れに手間がかかる」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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