この記事でわかること
  - STAGEPAS 400BTを低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
- STAGEPAS 600BTとの違い(出力余裕・会場規模・運用の自由度)
- 弾き語り/講演/小規模イベントで使う際の最適な使い方と注意点
    ※本記事はまとめ記事⑨(ポータブルPA/ライブ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
    → YAMAHA ポータブルPA・ライブ用おすすめ|STAGEPAS/DXR/DXSを用途別に比較
  
結論:“持ち出し簡単”。STAGEPAS 400BTは小〜中規模の弾き語り・講演に最適
STAGEPAS 400BTはミキサー一体型のオールインワンPA。必要機材をコンパクトにまとめ、短時間で設営→本番へ移行できます。Bluetooth再生に対応し、BGMや効果音の投入も容易。出力・可搬性・操作性のバランスが良く、ソロ〜デュオ演奏/講演/社内イベントの“まずはこれ一台”に向きます。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 型番 | STAGEPAS 400BT | 
| タイプ | ポータブルPA(オールインワン)|ミキサー一体/パワードスピーカー/Bluetooth対応 | 
| 想定ユーザー | 弾き語り・小編成ライブ/講演・セミナー/小規模イベント・サテライトPA | 
| 主な特徴 | 簡易セットアップ/チャンネルEQ・リバーブ/BGM再生が手軽 | 
| 参考価格(執筆時点) | 約9.0万円(※時期・店舗により変動します) | 
出典:YAMAHA 公式商品情報/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 低音域:小規模会場で“量感の要点”を押さえる
- アコギ弾き語り/スピーチ主体なら必要十分のローエンド。室内イベントでバランス良好。
- ダンス系BGMやバンドのキックの沈み込みを狙うなら、後述のサブ追加(DXS系)を検討。
② 解像度:声の明瞭度と楽器の輪郭を確保
- ボーカルの抜けと語尾の明瞭度が得やすい。EQとリバーブで早い現場追い込みが可能。
- 入力段で過大にならないようゲインステージングを整えると、S/Nがさらに良化。
③ 広がり:小〜中規模の客席をカバー
- 左右ペア設置で均一なカバレッジ。講演ではセンター定位が取りやすい。
- 横方向を広く取る会場は、スピーカー角度を内振りにして一体感を確保。
④ 駆動性:オールインワンで現場力が高い
- ミキサー一体+パワードで持ち出しが容易。マイク入力/楽器入力/BGM再生までワンセット。
- BluetoothでのBGM投入が手軽。休憩BGMや開演SEの運用がスムーズ。
⑤ 設置性:積み下ろし〜撤収が速い
- 軽量・省スペースで車載しやすく、ケーブル本数も最小限に抑えやすい構成。
- スタンド運用時は高さと内振りの再現性をメモ化すると、次回設営がより迅速。
  注意・割り切りポイント
- 低域量感は常識的。屋外やダンス用途で量感が必要なら、サブ追加(DXS12mkII 等)を検討。
- Bluetoothは遅延を伴うため、演奏のリアルタイム監視には不向き(BGM用途に限定)。
- ハウリング対策はマイク位置/スピーカー角度の基本動線を押さえると安定。
比較:同帯YAMAHAでどっちを選ぶ?
| 項目 | STAGEPAS 600BT | STAGEPAS 400BT | DXS12mkII(サブ追加) | 
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 出力・会場規模に余裕 | 小規模の最適解 | 低域量感の底上げ | 
| 向く人 | 屋外/来場者多め | 講演/弾き語り主体 | ダンスBGM/バンド補強 | 
| 価格感 | 約12.0万円 | 約9.0万円 | 約10.0万円 | 
口コミの傾向
 
「設営が速く、音量も十分」
 
「講演で声が聞き取りやすい」
 
「BGMのBluetooth再生が便利」
 
「屋外やダンス用途では低域が物足りない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:弾き語り/講演/小規模イベント/短時間設営が必須/BGM運用も行う
- 向かない人:屋外・大音量主体(→ STAGEPAS 600BT)/低域を重視(→ DXS12mkII)
 
  
  
  
  


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