この記事でわかること
  - JBL Studio 2 6ICを低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
- Studio 2 6IW(壁埋込)/Stage 260C(天井標準)との違い(トーン整合・音場の広がり・設置自由度)
- “壁はStudio 2・天井も同トーン”で揃えたい人のための選び方
    ※本記事はまとめ記事⑨(壁埋込/オンウォール+Studio 2)の特化レビューです。全体比較は下記から。
    → JBL 壁埋込/オンウォールおすすめ|Stage & Studio 2で作るスマート音場
  
結論:Studio 2の“同系トーン”で天井を統一。6ICはスッキリ置けて音場をきれいに広げる
JBL Studio 2 6ICは6.5インチの天井埋込。壁面をStudio 2 6IWや8IWで組んだシステムに、トーンを合わせてトップ層を拡張できます。量感は必要十分、広がりと定位のバランスがよく、LDKやシアターの“見えないスピーカー”として扱いやすい定番です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 型番 | JBL Studio 2 6IC | 
| タイプ | 天井埋込(In-Ceiling)/6.5インチ同軸 | 
| 想定用途 | リビングAVのトップスピーカー/BGM天井分散/壁面Studio 2とのトーン統一 | 
| 主な特徴 | 広がり重視の音場形成/設置テンプレート付属で施工性良好/グリルは塗装対応 | 
| 参考価格(執筆時点) | 約4.4万円(参考価格) | 
出典:JBL 商品情報(Studio 2シリーズ)/主要ECの商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 低音域:必要十分の厚みで“足を引っ張らない”
- 6.5インチとしては過不足ない量感。LFEはサブに任せ、Studio 660PやStage 200Pで底上げするとベスト。
- 天井分散により部屋全体へ均一に低域が回る印象。過度な膨らみは出にくい。
② 解像度:壁面Studio 2とトーン整合しやすい
- Studio 2 6IWと組むと帯域バランスが自然。セリフやボーカルの音色差が少ない。
- クロス設定は80〜100Hz目安でクリアに。過度なEQなしでもまとまりやすい。
③ 広がり:天井面由来の包囲感が強み
- トップ層の高さ感と包囲感が増し、Dolby Atmosやマルチチャンネル音楽で効果大。
- 広域の散乱がほどよく、“点”になりにくい音場形成。
④ 駆動性:一般的なAVアンプで十分に鳴らせる
- 能率・インピーダンスは扱いやすく、エントリー〜中位AVアンプで十分。
- 4ch以上の天井展開でも出力的な無理が出にくいスイートスポット。
⑤ 設置性:テンプレート付属で位置決めが速い
- 型紙で位置決め→開口→下地固定の順で作業が明瞭。グリルは塗装対応で内装に馴染む。
- 建築音響の基本として、天井高2.3〜2.7m帯は取り回しが容易。断熱材や配線経路も事前確認を。
  注意・割り切りポイント
- 天井下地(軽鉄・木下地)と開口位置の確認は必須。梁・ダクト・ダウンライト干渉を避ける。
- 浴室や屋外軒下など防滴を要する場所には非推奨。その場合は、防滴対応モデルを選定。
- 量感を最優先するなら、天井はStage 280Cなど8インチ級も検討。
比較:同帯JBL(天井&壁連携)
| 項目 | Stage 260C | Stage 260CSA | Studio 2 6IW | Studio 2 6IC | 
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 標準的な天井機 | 角度付で定位最適化 | 壁埋込の6.5″ | Studio 2の天井版 | 
| 強み | コスパと設置性 | 視聴点への指向制御 | 壁面での量感と明瞭度 | 壁面Studio 2とトーン整合 | 
| 向く構成 | BGM〜ライトAV | 映像視聴で定位重視 | フロント/サラウンド | トップ層の統一感重視 | 
| 価格感 | 約1.9万円 | 約1.9万円 | 約4.4万円 | 約4.4万円 | 
口コミの傾向
 
「壁のStudio 2と音色が揃って自然」
 
「視界がすっきり、天井からの包囲感が良い」
 
「低音はサブ前提。単体では物足りない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:壁面をStudio 2で構成/トップ層も同系トーンで統一/見た目をすっきりさせたい住環境
- 向かない人:単体で強い低音が欲しい(→ Stage 280C)/浴室・屋外など防滴必須の設置
 
  
  
  
  


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