[レビュー]JBL 4367|プロ直系の圧倒的スケール

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この記事でわかること

  • JBL 4367低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
  • S4700S39004349との違い(スケール・解像・設置性)
  • リスニングルームで“ホーン×15インチ”のダイナミクスを活かすためのポイント

※本記事はまとめ記事①(ハイエンド|ホーン×大型フロア/モニター)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ JBL ハイエンドおすすめ|ホーン×大口径フロア/大型モニターを徹底比較

結論:“プロ直系の圧”。JBL 4367は15インチ×大型ホーンで、スケールと精密さを両立する

JBL 436715インチ・ウーファー×大型ホーン(2ウェイ)のモニター設計。低音域/解像度/広がり=すべて5のレンジを持ち、大編成・ロック・ジャズまで瞬発力と見通しで押し切ります。設置・駆動のハードルはあるものの、“鳴らし切った時の包囲感と実体感”は本機ならではです。

仕様と価格(要点)

主要仕様と参考価格(執筆時点)
項目 内容
型番 JBL 4367
タイプ 大型モニター型・2ウェイ(15インチ・ウーファー+大型ホーン)
想定ユーザー 専用〜準専用ルームでスケールと解像の両立を狙うリスナー
主な特徴 大口径の瞬発力/ホーンの定位・解像/プロ直系のチューニング
参考価格(執筆時点) 約105.6万円

出典:JBL 公式情報/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)/カタログ記載寸法。

購入・価格チェック

JBL 4367 評価(低音域5/解像度5/広がり5/駆動性2/設置性1) 低音域 解像度 広がり 駆動性 設置性

評価の算出根拠:メーカー公表データ(仕様・能率)と設計要素、主要ECレビュー傾向を基準に5軸で比較。

実用レビュー

① 低音域:15インチの量感とスピードが同居

  • 大口径ならではのストローク余裕で、深く沈みつつ立ち上がりが速い。キックの芯がブレずに空間を押す。
  • 小音量でも土台の厚みが崩れにくいため、夜間リスニングでも躍動感が損なわれない。

② 解像度:大型ホーンの情報量と明瞭度

  • コンプレッションドライバー×ホーンの明快なエッジで、倍音の分離と金属打楽器の余韻が自然。
  • 定位は“点”に集約し、ボーカルの口元が前後・高さとも安定。ミキシングの意図が読みやすい。

③ 広がり:ステージ全体を支配する包囲感

  • 左右・奥行きともにスケールが大きく、オーケストラのセクション配置が立体的に展開。
  • 音の放射が整い、リスニングポイントの許容幅が広いのも美点。

④ 駆動性:アンプの格とセッティングが成果を左右

  • 能率の高さは味方だが、制動力と電源の質で低域のキレが大きく変わる。中上流のプリメイン推奨。
  • 設置後のバッフル角度・リスニング距離の追い込みでホーンの焦点が合い、解像が一段と上がる。

⑤ 設置性:物量ゆえのスペース確保が必須

  • 大型筐体のため、搬入経路と設置スペースの事前確認はマスト。スタンド不要でも占有面積は大きい。
  • 背面・側面のクリアランス確保で音場が整い、壁鳴きの副作用を抑えられる。
注意・割り切りポイント

  • 設置と駆動のハードルは高め。空間とアンプに投資できる環境で真価を発揮。
  • サイズ優先で自由度を確保するなら4349も比較候補。

比較(同帯JBL):S4700/S3900/4349とどっちを選ぶ?

項目 S4700 S3900 4349 JBL 4367
位置づけ フロア型フラッグシップ 2.5ウェイで俊敏 大型ブック級の凝縮解像 プロ直系大型モニター
強み 量感と伸びの両立 立ち上がりと音場 据置自由度と解像 スケール・精密さの極
設置性 大型フロア 中大型フロア ブック据置 大型据置
価格感 約49.5万円 約39.6万円 約59.4万円 約105.6万円

口コミの傾向

満足の声アイコン

「スケールと定位の両立。ホーンの実体感が段違い」

満足の声アイコン

「小音量でも土台が痩せない」

満足の声アイコン

「ジャンルを選ばず、ダイナミクスが快感」

不満の声アイコン

「サイズと設置の難度が高い」

※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。

まとめ:向く人/向かない人

  • 向く人:専用〜準専用ルーム/ホーンの解像と大口径の量感を求める/中上流アンプで“鳴らし切る”前提
  • 向かない人:省スペース最優先(→ 4349)/導入コストを抑えたい(→ S3900

 

※価格は時期・店舗で変動します。最新価格はリンク先でご確認ください。

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