- JBL 4367を低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
- S4700/S3900/4349との違い(スケール・解像・設置性)
- リスニングルームで“ホーン×15インチ”のダイナミクスを活かすためのポイント
※本記事はまとめ記事①(ハイエンド|ホーン×大型フロア/モニター)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ JBL ハイエンドおすすめ|ホーン×大口径フロア/大型モニターを徹底比較
結論:“プロ直系の圧”。JBL 4367は15インチ×大型ホーンで、スケールと精密さを両立する
JBL 4367は、15″(380mm)の低域ユニットとホーンを組み合わせた2ウェイのフロア型スタジオモニターです。HDI™ waveguide hornとD2430Kの組み合わせで、音像の輪郭と見通しを重視した鳴り方が狙えます。サイズと重量が大きいので、設置スペースと搬入計画まで含めて選ぶのが前提です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | JBL 4367 |
| タイプ | 2ウェイ(低域:15″(380mm)/中高域:3″(75mm)) |
| 想定ユーザー | 大型スピーカーの設置条件を確保しつつ、ホーンの明瞭さとスケール感を重視したいリスナー |
| 主な特徴 | Bass-reflex via Dual Front-firing Ports/高域・超高域のレベル調整(アッテネーター)/バイワイヤ・バイアンプ対応 |
| 参考価格(執筆時点) | 約105.6万円 |
出典:JBL 4367 | 15″ (380mm) 2-way Floorstanding Studio Monitor Loudspeaker(公式製品ページ)/主要EC商品ページ。
購入・価格チェック
実用レビュー

出典:JBL 4367 | 15″ (380mm) 2-way Floorstanding Studio Monitor Loudspeaker(公式製品ページ)/主要EC商品ページ。
① 低音域:15インチの量感とスピードが同居
- 低域は2216Nd-1の15″(380mm)ウーファーで、口径の余裕を活かしたスケールを狙える。
- エンクロージャーはDual Front-firing Portsのバスレフで、置き方の工夫が低域バランスに効きやすい。
- 周波数特性は30–40kHz(-6dB)で、低域の伸びを重視した設計だ。
量感を出しやすい一方で、部屋の響きや置き場所の影響も受けやすいので、設置環境まで含めて楽しめる人に向きます。
② 解像度:大型ホーンの情報量と明瞭度
- ホーンはHigh-Definition Imaging (HDI™) waveguide hornで、音像の輪郭を明確にしやすい。
- 中高域はD2430Kの3″(75mm)コンプレッションドライバーを採用している。
- クロスオーバー周波数は700Hzで、2ウェイらしいつながりを狙った構成だ。
ホーンの明瞭さを活かしたい人ほど、角度や距離の追い込みが効いて「狙った音」に寄せやすいです。
③ 広がり:ステージ全体を支配する包囲感
- 感度は94dB(2.83V@1m)で、音量を上げすぎなくてもスケール感を作りやすい。
- ホーンの指向性設計により、部屋の反射との付き合い方で音場の見え方が変わる。
広がりを作るには「部屋の鳴り」との相性が出るので、セッティングを試しながら詰めたい人に合います。
④ 駆動性:アンプの格とセッティングが成果を左右
- 公称インピーダンスは6Ωで、アンプ側の対応レンジも含めて組み合わせを考えたい。
- 最大推奨アンプ出力は300 watts RMSで、余裕のある駆動を前提にしやすい。
- Bi-wire and Bi-amp capableで、システムの組み方に幅がある。
アンプや配線の方向性を変えて追い込む楽しさがあるので、システム全体で音を作りたい人ほど満足しやすいです。
⑤ 設置性:物量ゆえのスペース確保が必須
- 外形寸法は941×560×425mm(H×W×D)で、設置面積と見た目の存在感は大きい。
- 質量は54kgで、搬入と設置は人手と動線の確保が現実的に重要になる。
- 端子はDual sets of gold-plated binding posts with shorting strapsで、配線の取り回しも含めてスペースを見ておきたい。
「置けるかどうか」が満足度を左右しやすいので、購入前に搬入経路と設置場所を具体的にイメージするのが近道です。
- 公式ページ上では「SOLD OUT」と表示されることがあり、流通状況によっては入手性がネックになりやすい。
- 設置と駆動のハードルは高めで、サイズ(941×560×425mm)と重量(54kg)を受け止められる環境が前提になる。
- サイズ優先で自由度を確保するなら4349も比較候補。
比較(同帯JBL):S4700/S3900/4349とどっちを選ぶ?
| 項目 | S4700 | S3900 | 4349 | JBL 4367 |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | フロア型フラッグシップ | 2.5ウェイで俊敏 | 大型ブック級の凝縮解像 | Studio Monitorシリーズの2ウェイ |
| 強み | 量感と伸びの両立 | 立ち上がりと音場 | 据置自由度と解像 | 15″(380mm)+HDI™ホーンのスケール感 |
| 設置性 | 大型フロア | 中大型フロア | ブック据置 | 大型フロア(941×560×425mm/54kg) |
| 価格感 | 約49.5万円 | 約39.6万円 | 約59.4万円 | 約105.6万円 |
口コミの傾向
「スケールと定位の両立。ホーンの実体感が段違い」
「小音量でも土台が痩せない」
「ジャンルを選ばず、ダイナミクスが快感」
「サイズと設置の難度が高い」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。