この記事でわかること
- KOS-1237を焼き味/速さ/ムラ/操作性/手入れの5軸で評価
- KOS-1236(4枚焼き・ホットサンド寄りの型落ちマイコン)/KOS-1330(2枚焼きマイコン)/KOS-1301(プレート付き高火力)との違い
- 「4枚焼き×リベイク重視のハイグレード」が向く人・向かない人
※本記事はハイグレード帯(マイコン&カーボンヒーター)まとめの特化レビューです。全体比較は下記から。
→ コイズミ トースター ハイグレード比較|マイコン&カーボンヒーターのおすすめ4機種
結論:4枚焼き×リベイク安定の“フラッグシップ”。KOS-1237は焼き味と使いやすさ優先なら本命
KOS-1237はトースト4枚対応・マイコン式・カーボンヒーター搭載リベイクモードと温度センサーによる仕上がりの安定が持ち味です。庫内が広く一度に複数品をこなせるうえ、焼き色5段階+7種類のオートメニューで迷わず使える設計。「家族分をまとめて、パンと惣菜の仕上がりまでこだわりたい人」向けのフラッグシップです。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | KOS-1237 |
| タイプ | 4枚焼き・マイコン式オーブントースター(カーボンヒーター搭載) |
| 庫内サイズ・容量イメージ | トースト4枚/惣菜パン/グラタン皿を同時調理できるワイド庫内 |
| 主な機能 | 焼き色5段階/7種類のオートメニュー/リベイクモード/温度センサー制御 |
| 想定ユーザー | 3〜4人分のパンを一度に焼きたい/冷凍パン・惣菜パンのリベイク仕上がりを重視 |
| 参考価格(執筆時点) | 約1.8万円 |
出典:コイズミ 公式商品情報(KOS-1237|仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 焼き上がり(焼き味):トーストも惣菜パンも“外カリ中ふんわり”に寄せやすい
- カーボンヒーター+温度センサーで立ち上がりが早く、トーストは表面をしっかり色づけしつつ中はしっとり目に仕上げやすいです。
- リベイクモードでは冷凍パンやコロッケ・フライの水分を飛ばしすぎにくく、衣のサクッと感を戻しやすい印象です。
② スピード:4枚同時でも“待ち時間が伸びにくい”
- 最大約1225Wクラスの火力で、4枚同時焼きでも2枚機と比べて極端に時間が伸びにくいバランスです。
- オートメニューならスタートボタンだけで焼き時間を自動調整してくれるため、朝の支度中に放っておきやすいです。
③ ムラ:センサー制御で“焦げやすい隅”を抑えやすい
- 庫内が広い4枚焼きながら、ヒーター配置とセンサー制御のおかげで端のパンだけ極端に焦げる状況は出にくいです。
- それでもチーズトーストなど具材が多い場合は、手前・奥の向きを途中で変えると、より理想に近づけます。
④ 操作性:焼き色とメニューを選ぶだけで“迷いにくい”
- 焼き色5段階ボタンとメニューボタンが分かれており、トースト・冷凍トースト・惣菜パンなどをパネル表示を見ながら直感的に選べます。
- パンの厚みや好みに応じて焼き色だけ微調整すればよく、毎回ダイヤル時間を探る必要が少ない点が快適です。
⑤ 手入れ:標準的だが“広い庫内ゆえの拭き取り手間”はある
- パンくずトレイと焼き網は取り外し可能で、パンくず掃除はしやすい部類です。
- 一方で庫内がワイドなぶん、油が飛ぶグラタンや惣菜の利用が多いと壁面の拭き取り範囲が広くなる点は割り切りが必要です。
注意・割り切りポイント
- 4枚焼き×マイコン×カーボンヒーターの構成ゆえ、価格は約1.8万円前後とベーシック機より高めです。
- ホットサンドメッシュ重視なら、性能が近い型落ちのKOS-1236のほうがコスパ良く感じられる場合もあります。
比較:KOS-1236/KOS-1330/KOS-1301とどっちを選ぶ?
| 項目 | KOS-1236 | KOS-1330 | KOS-1301 | KOS-1237 |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 4枚焼き・ホットサンド寄りの型落ちマイコン | 2枚焼き・マイコン+カーボンの中上位機 | 2枚焼き・プレート2種付きの“ちょいオーブン”寄り | 4枚焼き・リベイク重視のフラッグシップ |
| 焼き味 | 4:トースト良好/ホットサンド特化 | 4:2枚焼きで火の回りが良い | 4:高火力で香ばしく焼ける | 5:センサー制御とリベイクで安定した仕上がり |
| 速さ | 4:1225Wクラスで標準以上 | 4:約1300Wクラスで立ち上がり早め | 5:1350Wのハイパワー | 4:4枚同時でも待ち時間が伸びにくい |
| ムラ | 3:4枚焼き相応の焼きムラ | 4:2枚焼きで均一寄り | 3:プレート調理では位置調整が必要 | 4:4枚焼きとしてはムラが抑えめ |
| 操作性 | 4:マイコン式/ホットサンド操作はわかりやすい | 4:2枚焼き向けのオートメニュー | 3:ダイヤル操作中心で慣れが必要 | 5:焼き色5段階+7オートで家族みんなが使いやすい |
| 手入れ | 3:標準的 | 3:標準的 | 2:プレート類が多くやや手間 | 3:ワイド庫内ゆえ拭き取り面積はやや広め |
| 価格感(目安) | 約1.0万円 | 約1.0万円 | 約0.7万円 | 約1.8万円 |
| 向く人 | ホットサンド頻度が高く、価格も抑えたい | 4枚までは不要で、コンパクトな多機能2枚焼きが欲しい | トースト兼おかず調理で“簡易オーブン1台2役”にしたい | 4枚焼き×リベイクの安定を最優先し、焼き味も家事効率も両立したい |
口コミの傾向
「トーストの焼き色が揃いやすく、同時に4枚焼けるのが便利」
「冷凍パンや惣菜パンの温め直しがふっくら仕上がる」
「操作パネルがわかりやすく、家族みんなが同じ仕上がりで使える」
「ベーシックなトースターと比べると本体価格が高め」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:毎朝4枚前後のトーストを焼く/冷凍パン・惣菜パンのリベイクをよく使う/時間設定よりオートメニューで簡単に使いたい
- 向かない人:価格重視でベーシック機で十分(→ 1000Wエントリー帯まとめ)/4枚焼きまでは不要で2枚焼き多機能機が欲しい(→ KOS-1330)


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