- BD-SV120Kを洗浄力／乾燥力／省エネ／操作性／静音の5軸で評価
- BD-STX130K／BD-SX130K／BD-SW120K／BD-SG110Kとの違い（容量バランスと価格・乾燥頻度の想定）
- 「12kgクラス×価格は抑えたい」ファミリーに向けた選び方の要点
このモデルは「15〜20万円前後｜コスパ中位モデル」に該当します。価格帯ごとの比較はこちら：
→ 10〜12kgコスパ中位モデル比較|15〜20万円前後のおすすめ
※本記事はまとめ記事②（日立ドラム Kシリーズ｜型落ち＆価格重視）の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ 日立ドラム式洗濯機 Kシリーズ比較｜BD-STX130Kほか型落ち5機種のコスパと違い【価格重視】
結論：「12kg×そこそこ乾燥」を、無理ない価格で狙うならBD-SV120K
BD-SV120Kは12kg洗濯／標準乾燥のKシリーズ中核モデルです。洗浄力はしっかり確保しつつ、乾燥は日常で“そこそこ使う”程度を想定したバランス設計。最新の自動投入やスマホ連携は絞られていますが、基本コースと操作性は素直で、3〜4人家族の毎日洗濯には十分な内容です。「Mシリーズは予算オーバーだが、縦型＋別乾燥機まではいらない」という家庭に、ちょうど落としどころになる1台です。
仕様と価格（要点）
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | BD-SV120K |
| タイプ | ドラム式洗濯乾燥機／洗濯12kgクラス（標準的な乾燥性能のKシリーズ・メインモデル） |
| 想定ユーザー | 3〜4人家族／まとめ洗い多め／乾燥は日常的に使うが、完全時短・しわ伸ばし最重視ではない家庭 |
| 主な特徴 | 12kgの大容量洗濯／標準的な省エネ性能／基本コースが揃ったシンプル操作／価格と性能のバランスに優れたコスパ帯 |
| 参考価格（執筆時点） | 約22.0万円（参考価格・執筆時点） |
出典：日立 公式商品情報（BD-SV120K｜仕様・消費電力量）／主要EC商品ページ（価格レンジ確認）／カタログ記載寸法。
購入・価格チェック
BD-SV120K
評価の算出根拠：メーカー公表データ（洗浄方式・乾燥方式・消費電力量）と設計要素、主要ECレビュー傾向を基準に5軸で比較。
実用レビュー
① 洗浄力：12kgをしっかり回せる“メイン洗濯機”クラス
- ナイアガラ系の強力洗浄をフル装備したフラッグシップではないものの、日常の衣類・タオル・部活着をまとめて洗うには十分なパワーがあります。
- 泥汚れが多い家庭なら上位機種も検討ですが、「毎日の汚れを安定して落とせればOK」という多くの家庭なら、洗浄面で不足を感じにくいクラスです。
② 乾燥力：タオル中心なら“ほぼ任せられる”実用レベル
- 乾燥性能はKシリーズ内で標準クラス。バスタオルやインナー、子どもの服などを日常的に乾燥させる用途にはよく噛み合います。
- 一方で、スピード乾燥やしわ伸ばし仕上がりは上位のBD-STX130K／BD-SX130Kに一歩譲るイメージ。ワイシャツをハンガーにそのまま掛けたい人は、アイロン前提で考えるとストレスが少なくなります。
③ 節電・省エネ：最新Mシリーズほどではないが“標準的に優等生”
- 省エネ性能はKシリーズとして標準〜やや良好なクラス。洗濯のみ運転が中心なら、電気代が極端に気になるレベルではありません。
- 一方で、毎日フル乾燥まで回す家庭では、MシリーズのBD-SV120Mとの省エネ差がランニングコストに効いてきます。
「乾燥は使うけれど、毎日フル稼働というほどではない」くらいの頻度が、BD-SV120Kのバランスと相性が良い使い方です。
④ 操作性：物理ボタン寄りのシンプルUIで家族全員が迷いにくい
- タッチパネル中心の上位機と比べて、物理ボタン多めの分かりやすい操作系。洗濯・乾燥・予約など基本動作にすぐアクセスでき、年配の家族も迷いにくい構成です。
- 自動投入や細かなお手入れサポートは簡略化されていますが、毎回洗剤量を確認する習慣がある人にはむしろシンプル。コース選びの自由度よりも、「家族誰でもワンパターン運転できれば十分」という家庭に向きます。
⑤ 静音：通常使いでは“集合住宅でも気になりにくい”レベル
- 静音性はKシリーズとして標準〜やや良好な印象。洗い〜すすぎ中の水音・モーター音は控えめで、日中の運転なら隣室への影響も大きくありません。
- ただし、深夜のフル乾燥運転では、設置環境によっては振動・風切り音が気になるケースもあります。防振マットや据え付け条件を整えることで、実力を引き出しやすくなります。
- 最新の自動投入・スマホ連携・自動お手入れなどは限定的です。「とにかく家事を自動化したい」人は、MシリーズのBD-SV120Mも候補に入れて比較すると納得感が出やすくなります。
- 乾燥性能は十分実用的ですが、しわを極力減らしたい／厚手衣類も一気に乾かしたいなら、型落ちフラッグシップのBD-STX130K側が安心です。
比較：Kシリーズ内での立ち位置と、どっちを選ぶ？
| 項目 | BD-STX130K | BD-SX130K | BD-SV120K | BD-SW120K | BD-SG110K |
|---|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 型落ちフラッグシップ（高洗浄・高乾燥） | 130クラス準フラッグシップ（大容量×価格バランス） | 12kgクラスのコスパ重視メイン | 12kgクラスの乾燥頻度少なめ向けコスパ機 | 11kgクラスの静音・省スペースエントリー |
| 洗浄力／乾燥力 | 洗浄5／乾燥4（本格乾燥） | 洗浄4／乾燥4（大家族向け） | 洗浄4／乾燥3（普段使いに十分） | 洗浄3／乾燥2（乾燥は“時々”想定） | 洗浄3／乾燥2（乾燥は補助的） |
| 向く人 | 週末の「まとめ洗い＋完全乾燥」を一気に終わらせたい家庭 | 130クラスの大容量を価格控えめで欲しい大家族 | 12kg容量は欲しいが、購入価格も抑えたい3〜4人家族 | 乾燥はタオル中心で、頻度も少なめの家庭 | 設置スペース・静音を最優先したい集合住宅住まい |
| 価格感 | 約30.0万円 | 約26.0万円 | 約22.0万円 | 約20.0万円 | 約18.0万円 |
口コミの傾向
「12kgでたっぷり洗えて、この価格帯なら納得」
「操作がシンプルで家族みんな同じコースをすぐに選べる」
「タオルや普段着の乾燥なら問題なく仕上がる」
「ワイシャツのしわはそれなりに残るので、アイロン前提」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約（個別の投稿を直接引用していません）。
まとめ：向く人／向かない人
- 向く人：3〜4人家族で12kgクラスが欲しい／乾燥はタオル・普段着中心に日常的に使う／最新フラッグシップほどの機能は求めないが、縦型からの「ちゃんとしたドラム式デビュー」をしたい人
- 向かない人：毎日フル乾燥でしわも極力抑えたい（→ BD-STX130K／BD-SX130K）／乾燥は“時々でOK”かつさらに価格優先（→ BD-SW120K）／設置スペースがかなり限られる・静音を最優先（→ BD-SG110K）
コメント