この記事でわかること
- NS-QC36を旨味/時短/多機能/手入れ/保温性の5軸で評価
- 2〜3升(業務用)まとめ内のNH-GE36(2升・業務用IH)やNH-GE54(3升・業務用IH)との違い(価格・電源・炊飯スピード)
- イベント・炊き出し・小規模店舗で“量×コスト”を最優先にしたい人向けの選び方
※本記事はまとめ記事⑧(2〜3升|業務用)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ 象印“業務用”おすすめ|2〜3升の大量炊きを価格で比較【店舗・イベント】
結論:“2升×価格優位”の現実解。NS-QC36はイベント炊き・臨時需要に強い
NS-QC36は2升(3.6L)クラスの業務用マイコン炊飯ジャー。IH上位に比べると旨味・多機能は控えめながら、導入費の低さと扱いやすさでイベント・炊き出し・社食のピーク対応に噛み合います。電源要件も穏当で現場を選びにくく、回転率重視の大量炊きに適した“定番”の選択肢です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | NS-QC36 |
| タイプ | 業務用マイコン/2升(約3.6L)/白米・無洗米ほか基本メニュー |
| 想定ユーザー | イベント・炊き出し・学校/社食・惣菜店の大量炊き/出先での臨時炊飯 |
| 主な特徴 | シンプル操作で安定炊飯/現場導入しやすい価格帯/保温は“標準的” |
| 参考価格(執筆時点) | 約10.0万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:主要EC商品ページ(容量・電源要件・価格レンジの確認)/カテゴリ仕様比較(2〜3升・業務用)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 旨味:IH上位ほどの“張り・甘み”は求めすぎない
- マイコン方式のため、粒立ち・甘みは標準的。提供量・回転を重視する現場で“十分においしい”を狙う設計。
- 白米の大量提供や丼ものベースなど、味の再現性と量の安定供給で評価しやすいタイプ。
② 時短:2升でも段取り良く回せる“扱いやすさ”
- 大容量でも炊飯のテンポを崩しにくいのが利点。イベントやピーク帯での回転率確保に寄与。
- 予熱・浸しを段取りすれば、提供待ちの滞留を最小限に抑えやすい印象。
③ 多機能:メニューは絞り、現場を迷わせない
- 業務用途に合わせた基本メニュー中心。細かな食感チューニングよりも、失敗しにくい操作系に振った構成。
- 現場の担当交代があっても説明が短時間で済むのが実用面の強み。
④ 手入れ:パーツは素直。連続運用でも洗いやすい
- 内釜・内ぶた・蒸気ルートの洗浄がしやすい作り。連日運用でも清掃ルーティンに組み込みやすい。
- 業務でのこびり付き抑制に配慮。提供後の回収・洗浄の工数を減らせます。
⑤ 保温性:標準クラス。長時間保温は“こまめな炊き上げ”で
- 大量提供に適した標準保温。長時間の置きっぱなしは品質低下の要因になるため、回転設計を前提に。
- ピーク前に小分け炊飯を組み合わせると、味と提供スピードのバランスが取りやすいです。
注意・割り切りポイント
- 最速や濃厚な旨味重視なら業務用IH(→ NH-GE36(2升IH)/NH-GE54(3升IH))も比較。
- 設置前に電源要件・設置スペース・蒸気逃がしを確認。台車・配膳動線も含めて導線設計を。
比較:同帯(2〜3升・業務用)でどれを選ぶ?
| 項目 | NH-GE36(2升・IH) | NH-GE54(3升・IH) | NS-QC36(2升・マイコン) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 業務用IHの主力(2升) | 大量炊き最優先(3升) | 価格優位の定番(2升) |
| 強み | 対流強く時短に強い | 高速炊飯で大量提供 | 導入・運用コストを抑えやすい |
| 向く用途 | 回転率重視の店舗 | 学食・イベント大量提供 | 臨時炊飯・出先イベント・小規模提供 |
| 価格感 | 約12.9万円 | 約16.4万円 | 約10.0万円 |
口コミの傾向
「価格に対して量がさばける。イベント利用にちょうど良い」
「操作がシンプルで引き継ぎが楽」
「洗いやすく、連日の運用でも負担が少ない」
「IHタイプほどの粒立ち・スピードは出ない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。

コメント