この記事でわかること
- THM1300をパワー/多機能/時短/静音/洗浄の5軸で評価
- THM273(軽量スタンダード)/TML20B-W(ミル&ミキサー)との違い(泡立て速度・静音・洗いやすさ)
- メレンゲ・生クリームの仕上げを安定させたい人に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事⑤(ハンドミキサー&ミル)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ TESCOM ハンドミキサー&ミルおすすめ|お菓子づくり・少量調理の最適解
要点(先読み)
- 上位出力×スピード切替で、メレンゲや生クリームのキメを整えやすい
- ハンドミキサーとしての単機能特化。多機能性よりも安定した泡立てを重視
- 音は中庸(静音3)。夜間使用は配慮しつつ、洗浄は簡単(4)
結論:“速く・均一に”。THM1300はお菓子の仕上げをブレなく支える上位ハンドミキサー
THM1300は上位出力×段階スピードで、泡立ちの立ち上がりが速く、仕上げのキメが整いやすいハンドミキサー。多機能ではなく泡立て特化の設計で、メレンゲ・生クリーム・スポンジ生地づくりの再現性を高めたい人に向きます。洗いやすさも良好で、日々のお菓子づくりのリズムに馴染みます。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | THM1300 |
| タイプ | ハンドミキサー(泡立て・混ぜ) |
| 想定ユーザー | お菓子作りの頻度が高い/メレンゲ・クリームの再現性を重視 |
| 主な特徴 | 上位出力/段階スピード切替/取り回ししやすい設計/お手入れ簡単 |
| 参考価格(執筆時点) | 約0.3万円 |
出典:主要EC商品ページの仕様・価格レンジ(確認時点)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① パワー:立ち上がりが速く、泡に“腰”が出る
- 上位出力で羽根の回転が安定。卵白や生クリームのステージ移行が速いため、ダレにくい泡に仕上がる。
- 生地のダマも崩しやすく、焼き上がりのムラを抑制。スポンジやシフォンの再現性が高まる。
② 多機能:単機能に振り切って“迷わない”操作
- ブレンダーやチョッパーの拡張はなく、泡立て・混ぜに特化。一台での役割は少ないが、操作の迷いがない。
- 多機能を求めるなら、別途TML20B-W(ミル&ミキサー)の併用が現実的。
③ 時短:スピード切替で“目標硬さ”へ一直線
- 段階スピードでボリュームアップ→キメ整えへシームレスに移行。仕上げ時間を短縮できる。
- バターのクリーム化やクッキー生地の混ぜ込みもムラが出にくい。
④ 静音:中速〜高速域での作動音は中庸
- 音は一般的なハンドミキサー相応。夜間は低速から段階的に上げると配慮しやすい。
- ボウルに当てすぎない保持で、反響音を抑制できる。
⑤ 洗浄:ビータ―着脱が容易。日常ケアが簡単
- ビータ―は着脱しやすく、凹凸が少ないため食材残りが落としやすい。
- 本体は濡れ布巾で拭き取り。日常のメンテが短時間で完了する。
注意・割り切りポイント
- 静音は中庸。深めのボウル使用や作業時間帯の配慮が必要。
- 単機能特化のため、多機能性を求める場合はTML20B-Wなどの併用を。
比較:THM273/TML20B-Wとどっちを選ぶ?
| 項目 | THM273 | TML20B-W | THM1300 |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 軽量スタンダード | ミル&ミキサーの小型多機能 | 上位出力の泡立て特化 |
| 向く人 | 価格と軽さを優先 | ナッツ粉砕や少量ソースも作りたい | メレンゲ・生クリームの再現性最優先 |
| 価格感 | 約0.3万円 | 約0.5万円 | 約0.3万円 |
口コミの傾向
「泡立ちが速くて生地が整う」
「スピード切替で仕上げやすい」
「音はそれなり。夜は気を使う」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:メレンゲ・生クリームの再現性を重視/作業時間を短縮したい/道具は単機能で十分
- 向かない人:静音を最優先/“刻む・砕く”も一台で済ませたい(→ TML20B-W)


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