この記事でわかること
  - Sonos Rayを音質/立体感/低音/接続/操作性の5軸で評価
- Sonos Beam (Gen2)/Sonos Arc Ultra/Sonos Playbarとの違い(サイズ感・接続・臨場感)
- 寝室・書斎や小型TVの“聞き取り改善”重視に向けた選び方の要点
    ※本記事はまとめ記事(Sonos サウンドバー総合)の特化レビューです。全体比較は下記から。
    → Sonosサウンドバーおすすめ比較|Arc Ultra・Beam Gen2・Ray・Playbarと拡張用ONE SLを徹底レビュー
  
結論:“手軽に聞き取り向上”。Sonos Rayは小空間のテレビ常用を快適にする入門サウンドバー
Sonos Rayはコンパクト×光デジタルで設置しやすく、セリフの明瞭さを素早く底上げできるエントリー。Dolby Atmosは非対応で立体感・低音の伸びは控えめですが、Sonosアプリの完成度とマルチルームで日々の使い勝手は優秀。寝室・書斎・小型リビングの“まずは一歩”にちょうど良い選択です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 型番 | Sonos Ray | 
| タイプ | コンパクト サウンドバー(ステレオ/仮想サラウンド) | 
| 主な接続 | 光デジタル入力/Wi‑Fi/AirPlay 2/Ethernet | 
| 操作性 | Sonosアプリ/本体タッチ操作/Apple AirPlay 2 | 
| 対応音声 | Dolby Digital(Dolby Atmos非対応) | 
| 拡張 | サブウーファー(Sonos Subシリーズ)やリア(Sonos ONE SL)の追加に対応 | 
| 参考価格(執筆時点) | 約3.5万円 | 
出典:Sonos 公式商品情報(Ray|接続・対応フォーマット)/主要ECの価格レンジ確認。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 音質:セリフ明瞭。BGMや効果音もバランス型
- 中域の通りがよく、ニュースやドラマの台詞が聞き取りやすい。音楽ストリーミングでもボーカルが前に出ます。
- 高域は刺激を抑えたチューニングで長時間でも耳が疲れにくい一方、解像を突き詰めるタイプではありません。
② 立体感:仮想サラウンドは控えめ。小空間で効果
- 仮想効果で画面左右の広がりは出るが、Dolby Atmos非対応ゆえ頭上方向の包囲感は期待しすぎないのがコツ。
- 寝室・書斎など視聴距離が短い環境では定位が締まり、没入感の体感が上がります。
③ 低音:量感は控えめ。サブ追加で拡張
- 筐体容積相応で量感は節度ある低域。映画の重低音は物足りなさも。
- Sonos Subシリーズの追加で不足を補完可能。まずはRay単体で運用→必要に応じて拡張が現実的です。
④ 接続:光デジタル主体。テレビとの相性確認を
- 光デジタル入力で多くのテレビに対応。HDMI ARC/eARCは非搭載のため、CEC連携やTVリモコン制御はテレビ側設定に依存します。
- Wi‑Fi/Apple AirPlay 2で音楽配信の取り回しは快適。マルチルーム連携も容易。
⑤ 操作性:Sonosアプリが強い。セットアップも簡単
- 初期セットアップはガイドに沿うだけで短時間で完了。イコライザーやTrueplay調整で微調整も簡単。
- テレビ視聴と音楽再生の切替がスムーズで、日常導線に馴染む操作感です。
  注意・割り切りポイント
- HDMI ARC/eARC非搭載。テレビの光出力設定とリモコン連動の動作は事前に確認を。
- Dolby Atmos非対応。映画の包囲感重視ならBeam (Gen2)やArc Ultraが上。
- 低音は穏やか。重低音を求めるならサブ追加または上位機を検討。
比較:Beam (Gen2)/Playbarとどっちを選ぶ?
| 項目 | Sonos Beam (Gen2) | Sonos Playbar | Sonos Ray | 
|---|---|---|---|
| 位置づけ | ミドル。Dolby Atmos対応 | 旧上位。接続は見劣り | エントリー。設置優先 | 
| 向く人 | 臨場感とサイズのバランス重視 | 厚みある中低域の“旧名機”を試したい | 寝室・書斎で手軽に聞き取り改善 | 
| 価格感 | 約6.5万円 | 約7.4万円 | 約3.5万円 | 
口コミの傾向
 
「セリフがクリアでテレビが聞きやすくなった」
 
「設置が簡単でアプリ設定も迷わない」
 
「小音量でも聞き取りやすい」
 
「迫力の重低音や立体感は物足りない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:寝室・書斎や小型リビング/テレビの台詞を聞き取りやすくしたい/設置と操作の手軽さ重視
- 向かない人:映画で強い没入感(→ Beam (Gen2)/Arc Ultra)/重低音重視(→ サブ追加や上位機)
 
  
  
  
  


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