この記事でわかること
- SK1014を味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- SK11701S(高速予熱×再現性重視)/SK1021(大量ドリップ・静音)との住み分け
- 入門上位のセミオートとして、58mmポルタ×PID×プレブリューの実力と運用ポイント
※本記事はまとめ記事①(エスプレッソ&ドリップ横断)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ ソリスジャパンのコーヒー家電おすすめ|エスプレッソ&ドリップを型番別に比較【味わい・速さ・手入れ】
結論:“香りと安定”をコスパ良く。SK1014は58mm×PID×プレブリューで入門上位の完成度
SK1014(Solis Barista Gran Gusto)は58mmポルタフィルター/PID制御/サーモブロック加熱を備えたセミオート。プレブリューで粉床を丁寧に濡らし、香味の立ち上がりがよいのが強み。スチームとお湯出しにも対応し、日常のカフェメニューまでカバー。価格と再現性のバランスで選ぶなら本命の一台です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | SK1014(Solis Barista Gran Gusto) |
| タイプ | セミオート・エスプレッソマシン(スチーム/お湯出し対応) |
| 主な特徴 | 58mmポルタフィルター/PID温度制御/サーモブロック/プレブリュー/15気圧ポンプ |
| 想定ユーザー | 入門上位・再現性を重視/ミルクメニューも楽しみたい家庭用 |
| 参考価格(執筆時点) | 約4.2万円 |
評価軸は家庭使用の実態を基準に、味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5項目で算出。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 抽出安定性:PID×プレブリューで“香りの立ち上がり”が良い
- PID制御で抽出温度のブレを抑制。プレブリューが粉床を均一に湿らせ、初動のチャンネリングを低減。
- 58mmポルタフィルターは面積が広く、粉の層を安定させやすい。中細挽き〜微調整で甘みと質感が伸びます。
② スチーム性能:ラテ用のマイクロフォームは練習で到達
- サーモブロック+15気圧ポンプの組み合わせで、家庭ラテ向けの十分なスチームを確保。
- ピッチャーを浅め角度で回し、フォーム量は少なめに。渦(ワールプール)を作ると滑らかに仕上がります。
③ 速さ:予熱〜抽出・スチームのリカバリーは実用十分
- サーモブロックにより立ち上がりが速く、日常一杯なら待ち時間は短め。
- 抽出→スチームの切り替えも待ちが短く、2杯運用でもテンポを維持できます。
④ 手入れ:日次はシンプル、定期のケアで安定長持ち
- 日次はポルタ・シャワースクリーンの湯通しでOK。トレイの水捨ても容易。
- 定期的にバックフラッシュ用洗浄とスチームノズルのミルク固着対策を。消耗品は58mm系で代替が見つけやすい。
⑤ おすすめユーザー像:入門機から“もう一段”味を伸ばしたい人
- 家庭での再現性を重視しつつ、ミルクメニューも楽しみたい人。
- コスパ良くPID×58mmの土台を手にし、レシピ作りを詰めたい人。
注意・割り切りポイント
- グラインダーは別売。均一な粒度が味の再現性に直結。
- 抽出とスチームの同時動作は不可。切り替え運用でテンポ調整を。
- 静音はセミオート相当の中レベル。早朝・夜間は設置場所に配慮を。
比較:同帯のソリス(SK11701S/SK1021)
| 項目 | SK11701S | SK1021 | SK1014 |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 高速予熱×再現性の本命セミオート | 大量抽出のドリップ | 入門上位のバランス型 |
| 強み | 40秒級の速さ/ESE対応/マノメーター | 蒸らし再現/静音/タイマー | 58mm×PID×プレブリューの香味 |
| 参考価格 | 約7.7万円 | 約1.6万円 | 約4.2万円 |
口コミの傾向
「PIDとプレブリューで味が安定、香りが立つ」
「スチームの切り替えが速く、ラテ作りが捗る」
「58mmポルタで周辺アクセサリが揃えやすい」
「同時抽出・スチーム不可は慣れが必要」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


コメント