この記事でわかること
- FURNIEL SAB-90Gを冷却力/容量/温度安定/利便性/静音の5軸で評価
- 再蒸発加湿で乾燥に強い熟成環境と、2温度運用の使い勝手を解説
- さくら製作所 FURNIELおすすめ|加湿系の長期熟成とM2ミドルを比較の特化レビュー(型番別の掘り下げ)
FURNIELの中からSAB-90G(24本・2温度)を集中レビュー。
大型や氷温M2系との違いはまとめ記事で整理:→ FURNIELおすすめ(ミドル〜大型&M2ミドル)
結論:“小さくもしっとり熟成”。SAB-90Gは2温度×加湿で、日本酒とワインを省スペースに最適管理
FURNIEL SAB-90Gは24本クラスの2温度モデル。再蒸発加湿方式により庫内湿度を保ちやすく、ワインのコルク乾燥や日本酒の劣化を抑えた熟成に寄与します。中型ながら上室/下室の温度帯を分けて運用でき、“見せる収納”に映える外観も魅力。家庭用でしっとり熟成を狙う入門〜中核機としてバランスが良い選択肢です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | FURNIEL SAB-90G |
| タイプ | 24本クラス・2温度(再蒸発加湿/見せる収納に適したガラス扉) |
| 想定ユーザー | 家庭の“加湿重視”熟成入門〜中核/日本酒とワインを分けて管理したい人 |
| 主な特徴 | 再蒸発加湿で乾燥期に強い/2温度で用途分離/省スペースで設置しやすい |
| 参考価格(執筆時点) | 約8.8万円 |
参考価格は主要ECの実売レンジを基準に記載(時期・店舗で変動します)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 冷却力:加湿寄りの“しっとり熟成”に最適化
- FURNIEL系らしく再蒸発加湿で湿度を保ちやすい設計。極低温のキンキン冷却より、旨味を伸ばす熟成に寄せた挙動。
- 日本酒は穏やかな低温帯、ワインはコルク乾燥を抑制しつつ保管。デイリー飲みの質を底上げします。
② 容量:24本クラスでも“見せる収納”が成立
- ミドル寄りの省スペース。リビングやダイニングの空きスペースにも置きやすく、ボトルの顔が揃うレイアウトが作れます。
- 本数の伸びは控えめ。定番のローテーション管理が前提なら十分、イベント期の大量ストックは大型シリーズが有利。
③ 温度安定:加湿×安定で“劣化ストレス”を減らす
- ガラス扉ながら温度の揺れが出にくい筐体設計。湿度のサポートも併せて、熟成失敗の確率を下げるのが美点。
- 設置時は放熱クリアランスと直射日光の回避を守ると、より安定して運用できます。
④ 利便性:2温度で“使い分け”が明確に
- 上室/下室の2温度で、日本酒・ワイン/赤・白などの温度帯を分離。取り出し頻度に応じた配置が可能。
- 見やすい棚構成で、在庫把握が容易。飲む順・到着順の回転管理がしやすいのも利点。
⑤ 静音:生活空間で“気になりにくい”
- 動作音は家庭内で許容しやすい水準。夜間帯も落ち着き、LDK設置とも相性良好。
- 床の水平出しと壁からの距離確保で、振動・共鳴を抑制できます。
注意・割り切りポイント
- 本数は24本クラス。増設前提や長期大量熟成は、FURNIEL SAF-190GやSAF-280Gも検討。
- より低温域のキレを重視するなら、氷温系のHYO-ON M2 LX63DM2Zが有力。
比較:同帯のさくら製作所モデルとどっちを選ぶ?
| 項目 | FURNIEL SAF-190G(65本) | FURNIEL SAF-280G(89本) | HYO-ON M2 LX63DM2Z(63本・氷温) | FURNIEL SAB-90G(24本) |
|---|---|---|---|---|
| 特徴 | 再蒸発加湿の大本命 | 加湿×大容量熟成 | -2/0℃帯×2温度の高安定 | 加湿×2温度の省スペース |
| 向く人 | 本数も湿度も両立 | 大量保管+乾燥対策 | 氷温運用を重視 | 家庭用の“しっとり熟成入門” |
| 価格感 | 約16.8万円 | 約19.8万円 | 約16.8万円 | 約8.8万円 |
口コミの傾向
「日本酒とワインを2温度で分けられて便利」
「乾燥しにくく、味の落ち込みが少ない印象」
「設置しやすいサイズでリビングに馴染む」
「本数が少ない。増やすなら上位が必要」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:家庭で“しっとり熟成”を重視/日本酒とワインを2温度で分けたい/リビングに置ける省スペースが良い
- 向かない人:本数を多く持ちたい(→ FURNIEL SAF-190G/SAF-280G)/氷温運用を重視(→ HYO-ON M2 LX63DM2Z)


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