この記事でわかること
- KSM7をパワー/多機能/時短/静音/洗浄の5軸で評価
- KSM5.5WH(5.5クォート)/KSM150WHN(4.8L)との違い(容量・トルク・安定性)
- 大量仕込み・ハード系パン・長時間こねを想定した最上位ボウルリフトの選び方
※本記事はまとめ記事①(スタンドミキサー|ボウルリフト&チルトヘッド)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ キッチンエイド スタンドミキサーおすすめ|ボウルリフト&チルトヘッドの人気機種を比較
結論:KSM7は“量×粘度”の両立。7クォートの余裕と高トルクで、生地づくりの再現性が上がる
KSM7は7クォート・ボウルリフトの最上位帯。ギア駆動の高トルクでハード系生地も粘り負けしにくく、大容量でもスピードの落ち込みが少ない安定こねが魅力。アタッチメントハブで多機能化も可能です。手仕込み負担を大きく減らしたいパン中心の本格ユーザー、焼成前の仕込みを一気に片付けたい人に最有力です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | KSM7 |
| タイプ | 7クォート・ボウルリフト(スタンドミキサー) |
| 想定ユーザー | ハード系パン/中〜大量仕込み/長時間こねの再現性を重視 |
| 主な特徴 | 高トルクギア駆動/ステンレス大容量ボウル/アタッチメントハブ対応 |
| 参考価格(執筆時点) | 約12.8万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:KitchenAid 公式情報(KSM7|仕様・付属)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① パワー:硬い生地を“落とさない”高トルク
- ギア駆動×ボウルリフトで負荷時の回転低下が少なく、加水低め・高加水のどちらも粘り負けしにくい。
- 7クォートの容量がグルテン形成の余裕を生み、長時間こねも温度上昇を抑えやすい。
② 多機能:アタッチメントで“製麺〜挽く”まで拡張
- アタッチメントハブ対応で、パスタローラーやグラインダーなど用途を横展開可能。
- 標準付属(平面ビーター/ワイヤーホイップ/ドゥフック)で菓子・パンの基礎工程を網羅。
③ 時短:一度に仕込んで焼成ペースを安定
- 大容量で同配合を一気に仕込めるため段取りが簡潔に。発酵管理のペースメイクもしやすい。
- 安定こね=見張り時間が減るので、並行調理と相性が良い。
④ 静音:出力相応。設置と回転数管理で快適度が上がる
- 高出力ギアのため静音は標準的。低速〜中速中心の運用で体感ノイズを抑えやすい。
- 水平設置と安定した作業台が共振を減らし、耳障りを軽減。
⑤ 洗浄:大物の扱いは慣れが必要。パーツはシンプル
- ステンレスボウルは匂い残りしにくく、工具類は洗い分けが容易。
- 本体は凹凸少なめで拭き上げは簡単。大ボウルの水切りスペースは事前に確保を。
注意・割り切りポイント
- サイズと重量は相応。常設スペースと作業台の耐荷重を確認。
- 価格は最上位帯。家庭用と業務の“間”の安定性に価値を見いだせる人向け。
比較:同帯キッチンエイド(どれを選ぶ?)
| 項目 | KSM5.5WH(5.5Q) | KSM150WHN(4.8L) | KSM7(7Q) |
|---|---|---|---|
| タイプ | ボウルリフト | チルトヘッド | ボウルリフト |
| 強み | 扱いやすさと安定性のバランス | 家庭菓子・軽めのパンに万能 | 高トルク×大容量でハード生地に強い |
| 向く人 | 日常+本格を両立 | 据置初導入・省スペース | 大量仕込み・ハード系中心 |
| 価格感 | 約8.8万円 | 約6.8万円 | 約12.8万円 |
口コミの傾向
「こね落ちせず、パン生地の仕上がりが安定」
「大容量で段取りが楽。一度に仕込める」
「付属ツールとハブ拡張で用途が広い」
「サイズ・重量はそれなり。置き場の確保が必要」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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