この記事でわかること
- Dyson HP10を暖房/送風/清浄/賢さ/静音の5軸で評価
- HP12(De-NOx)/TP10(Gen1・涼風)との違い(暖房の有無・清浄深度・賢さ)
- 「基本機能で十分」×補助暖房+通年清浄で導入したい人向けの選び方
※本記事はまとめ記事①(最新De-NOx/Gen1/新HF)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ Dyson 最新おすすめ|De-NOx/Gen1/Hot+Cool新HFを徹底比較【花粉〜冬の暖房まで】
結論:“入門でも三役”。HP10は暖房・送風・清浄を手頃にまとめる実用基準機
Dyson Purifier Hot + Cool Gen1 HP10は、暖房/送風/清浄の三役を一台で担うGen1のコスパ帯。上位のNOx・ホルムアルデヒド分解は非搭載ながら、標準の清浄性能と遠達性ある送風、補助暖房に十分な温風で日常ニーズにしっかり対応。基本機能で十分派の最初の一台に適した“ちょうど良い”選択です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | Dyson Purifier Hot + Cool Gen1 HP10 |
| タイプ | 空気清浄ファンヒーター(暖房+送風+清浄/リモコン操作) |
| 想定ユーザー | リビングの補助暖房+通年清浄/寝室〜個室の循環と花粉・におい対策 |
| 主な特徴 | 広範囲送風/オートモードで空気質に応じ自動制御/首振り・後方気流モード |
| 参考価格(執筆時点) | 約4.8万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:Dyson 公式商品情報(HP10|機能・フィルター)/主要ECの商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 暖房:スポットを素早く温める“補助暖房の軸”
- 温風の立ち上がりが速く、足元〜周辺の冷えを短時間で緩和。安全性と到達性のバランスが良好。
- 広いLDKの主暖房には不足しやすい一方、在室ポイントの温度キープには十分。
② 送風:遠達性が高く、循環・換気補助に効く
- タワー形状で直進性のある風を届けるため、部屋の空気循環・におい拡散の抑制に有効。
- 首振りでムラを抑え、サーキュレーター的な使い方とも相性が良い。
③ 清浄:標準フィルターで花粉・PM対策を通年で
- 微粒子+ガス状の標準ケアで、日常のほこり・花粉・生活臭のベースを抑える。
- NOxやホルムアルデヒド分解は非対応。HP12(De-NOx)は清浄重視の上位選択肢。
④ 賢さ:リモコン中心。自動は“必要十分”
- オートモードで空気質に応じて風量・清浄を自動調整。常時運用の手間が少ない。
- アプリ連携は非対応。本体表示+リモコンで完結するシンプル設計。
⑤ 静音:就寝時も使いやすい運転音バランス
- 低〜中風量はテレビや会話の妨げになりにくい。夜間の連続運転にも馴染む。
- 最大風量・最大暖房時は音が増えるため、立ち上げ後は適正風量へ戻す運用が快適。
注意・割り切りポイント
- アプリ非対応。外出先操作や詳細ログが欲しいならHP12など“スマート系”を検討。
- フィルターは定期交換(使用環境で前後)。維持費は年単位で見積もりを。
- 主暖房の代替には向きにくい。必要な場所を素早く温める補助役として考えると満足度が高い。
比較:同帯Dysonでどっちを選ぶ?
| 項目 | HP12(De-NOx) | TP10(Gen1) | HP10(Gen1) |
|---|---|---|---|
| 役割 | 三役+NOx対策の上位 | 涼風+清浄のコスパ | 三役の入門実用 |
| 暖房 | ◎(補助暖房力が高い) | − | ◯(補助暖房に適正) |
| 清浄 | ◎(De-NOxまで対応) | ◯(標準清浄) | ◯(標準清浄) |
| 賢さ | ◎(アプリ連携) | △(アプリ非対応) | △(アプリ非対応) |
| 価格感 | 約5.0〜5.5万円 | 約2.6万円 | 約4.8万円 |
口コミの傾向
「暖房・清浄・送風が1台で済んで省スペース」
「風が遠くまで届き、部屋の空気が回る」
「操作がシンプルで使いやすい」
「アプリが使えないのは少し不便」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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