この記事でわかること
- EC885Jを味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- EC235J(スティローザ)/ECP3220J(アクティブ)との違い(スチーム力・設置性・操作性)
- 「ラテの練習を始めたい」×「省スペース」の両立ポイント
※本記事はまとめ記事⑤(セミオート&コンパクト)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ デロンギ セミオート入門おすすめ|デディカ/スティローザ/ECP/ICONA 比較
結論:フォーム作りが“最短”。EC885Jは薄型×高出力スチームで、手動ラテ入門の第一候補
EC885Jは幅約15cmの薄型セミオート。熱量に余裕のあるスチームと扱いやすいポルタフィルターで、カプチーノやラテアートの練習が進めやすいのが魅力です。抽出は安定志向で、シングル/ダブルの切り替えも直感的。賃貸キッチンにも置きやすい省スペース設計で、“最初の1台”として完成度が高い一台です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | EC885J(デディカ アルテ) |
| タイプ | セミオート エスプレッソ(シングル/ダブル対応・スチームノズル) |
| 想定ユーザー | 省スペースで手動抽出+フォーム練習を始めたい人/ミルクメニュー中心 |
| 主な特徴 | 約15cm薄型/高出力スチームで泡立てしやすい/金属フィルターホルダーの安定感 |
| 参考価格(執筆時点) | 約4.6万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:主要EC商品ページ(寸法・付属・価格レンジ確認)/メーカー公表情報(基本仕様)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味わい:安定抽出で“再現性”が高い
- 金属ポルタフィルターとしっかりしたホルダー剛性で、狙った圧で安定しやすい。
- シングル/ダブルを使い分けると、ミルク比率に合わせた濃度調整が簡単。
② 速さ:立ち上がりは標準、スチーム復帰は俊敏
- 予熱〜抽出まではセミオート相応の実用的スピード。
- スチームは熱量に余裕があり、フォームづくりのテンポが取りやすい。
③ 手入れ:日常メンテはシンプル
- ドリップトレイの着脱が容易で、ノズルの拭き取り清掃もしやすい。
- 粉の散らかりは慣れで軽減。グラインダー別体運用の導線を整えると楽。
④ 多機能:必要最小限で“練習に集中”
- 自動ミルクやレシピメモリーは非搭載。抽出とスチームの基本性能に集中した構成。
- カップウォーマーや二重壁カップ併用で、温度管理を補強できる。
⑤ 静音:集合住宅でも使いやすい
- 抽出時の作動音は控えめ。スチーム作動時のみ音量上がるが短時間で収まる。
- ラバーシート敷きで振動伝達を低減可能。
注意・割り切りポイント
- 自動ミルク機能なし。ワンタッチで泡を作りたい人は全自動の検討も。
- グラインダー別体前提。豆挽きの一手間は要許容。
比較(同帯デロンギ)
| 項目 | EC235J(スティローザ) | ECP3220J(アクティブ) | EC885J(デディカ アルテ) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | エントリーで練習用 | 扱いやすい定番 | 薄型×スチーム強化の入門最有力 |
| 強み | 価格とシンプル操作 | 設置しやすさと安定感 | フォーム作りやすい高出力スチーム |
| 参考価格 | 約2.1万円 | 約2.1万円 | 約4.6万円 |
口コミの傾向
「ラテアート用のミルクが作りやすい」
「幅が狭くて置きやすい」
「抽出の再現性が高く、練習が楽しい」
「自動ミルクがないので手間はかかる」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:省スペース重視/フォーム練習を始めたい/抽出の再現性を高めたい
- 向かない人:ワンタッチの自動ミルクを求める(→ エントリー全自動まとめ)/豆挽きの手間を省きたい(→ 全自動ミドルまとめ)


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