この記事でわかること
- メリタ バリオ-E CG-124を味再現/静音/清掃/速度/多機能の5軸で評価
- フラットカッターディスク ECG71-1B/VARIE SIMPLE ECG64-1L/VARIE PIAZZA ECG65-1Bとの違い(均一性・段数・日常性)
- 自宅エスプレッソ〜幅広い抽出まで対応できる上位ミルの選び方
結論:“40段階×コニカル”。CG-124は味再現と調整幅で、家庭用の本命になり得る
メリタ バリオ-E CG-124はコニカルカッター/40段階の本格派。均一性と微調整に強く、ハンドドリップ〜エスプレッソまで守備範囲が広い。ホッパー約220g、処理能力約0.8〜1.1g/秒で家庭用としての取り回しも良好。味づくりを詰めたい人の最適解です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | バリオ-E CG-124 |
| 方式 | コニカルカッター(円錐形刃) |
| 挽き目 | 40段階の微調整 |
| ホッパー容量 | 約220g |
| 処理能力 | 約0.8〜1.1g/秒 |
| 想定ユーザー | 自宅エスプレッソ〜ハンドドリップまで広く対応したい人/均一性と再現性を重視 |
| 参考価格(執筆時点) | 約3.7万円 |
出典:メリタ公式商品情報(仕様・容量・段数)/主要ECの価格レンジ(参考価格の確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味再現:コニカル×40段で“粒度の揃い”と再現性が高い
- コニカルカッターにより粒度の分布がまとまり、抽出のブレが少ない。ペーパードリップはもちろん、エスプレッソ域の微調整も現実的。
- 段階が細かいので豆やレシピごとの狙いのTDS/抽出時間に合わせやすい。
② 静音:家庭用としては中庸。時間帯配慮で気にならない
- 動作音は一般的な家庭用電動ミルの範囲。朝の短時間使用でも配慮すれば許容度は高い。
- 設置面に振動吸収マットを敷くと、高音の響きが軽減されやすい。
③ 清掃:ブラシ必須。定期的な粉払いで良好を維持
- バurr系ゆえ粉溜まりのケアは必要。付属ブラシやブロワで定期メンテを。
- ホッパーは外して油分や微粉を除去すると風味持続に寄与。
④ 速度:0.8〜1.1g/秒で安定。家庭用途では十分
- 1杯分(15〜18g)なら十数秒前後で完了。連続使用も安定しやすい。
- 極細挽きではやや時間は延びるが、発熱抑制と均一性のバランスが良い。
⑤ 多機能:40段階+実用容量で“運用の自由度”が高い
- 40段階の幅が大きく、豆・抽出器具を跨いだ再現性が取りやすい。
- ホッパー約220gで、日常ローテの豆をまとめて管理しやすい。
注意・割り切りポイント
- プロペラ式に比べて清掃の手間は増える。定期メンテ前提で選ぶと満足度が高い。
- 動作音は完全無音ではない。早朝使用は設置面や時間帯の配慮でカバー。
比較:同帯のメリタ電動ミルとどっちを選ぶ?
| 項目 | ECG71-1B(フラット) | ECG64-1L(プロペラ) | CG-124(コニカル) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | バランス型・杯数指定 | 入門・手軽 | 上位・均一性重視 |
| 挽き目 | 17段階 | 時間調整(目安) | 40段階 |
| ホッパー | 約200g | 約70g | 約220g |
| 向く人 | 毎朝のルーチン時短 | まず“挽きたて”体験 | 味の作り込み最優先 |
| 参考価格 | 約0.7万円 | 約0.3万円 | 約3.7万円 |
口コミの傾向
「挽き目の均一性が高く、ドリップの味が安定」
「細かい段階調整で豆ごとに追い込みやすい」
「清掃は定期的に時間を取りたい」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


コメント