この記事でわかること
- oceanrich PRO UQ-CT1GPB1を味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- oceanrich CM1 UQ-ORCM1との違い(温調・可変機能の方向性/据え置き運用)
- 抽出再現性とレシピ検証重視で選ぶ際の要点
※本記事はまとめ記事①(ユニーク oceanrich 全機種比較)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ ユニーク oceanrich コーヒーメーカーおすすめ比較|自動ハンドドリップ5機種の味・速さ・手入れを徹底レビュー
結論:“湯量×速度×温度”を握れる。UQ-CT1GPB1は味づくりに踏み込めるプロ仕様
oceanrich PRO UQ-CT1GPB1は、湯量4段階・注湯速度可変・テンプメーターを備え、二重ガラス構造で温度の安定を図ったモデル。蒸らし〜本抽出のレシピ最適化に向き、酸の出方・ボディ感・後味までコントロールしやすい一台です。スコアは味わい5/速さ3/手入れ2/多機能5/静音3。日々の検証を楽しめる人に刺さります。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | oceanrich PRO UQ-CT1GPB1 |
| タイプ | 据え置き・自動ハンドドリップ(湯量4段階/注湯速度可変/テンプメーター) |
| 想定ユーザー | 抽出レシピの作り込み・再現性重視/味の傾向を細かく調整したい人 |
| 主な特徴 | 二重ガラスで温度安定/湯量プリセット+速度微調整/温度計でプロセス可視化 |
| 参考価格(執筆時点) | 約6.9万円 |
出典:ユニーク oceanrich 商品情報/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味わい:蒸らし設計から“狙った質感”を作れる
- 湯量4段階+注湯速度可変で、蒸らしの含浸と本抽出の接地時間を制御。酸のキレを残す浅煎り/ボディを太らせる中深煎りの両立がしやすい。
- テンプメーターで湯温の落ち方が見える。二重ガラスの安定性と相まって、再現性の高い抽出が可能。
② 速さ:最短志向ではないが“待ちの価値”あり
- 抽出はレシピ次第で5〜6分クラス。速さよりも味の精度を優先する設計。
- 連続抽出でも温度のダレが出にくく、2杯目の品質を保ちやすい。
③ 手入れ:部品点数は多め。運用の慣れが近道
- 可変機構と温度計ゆえにお手入れ点数は増える。抽出後は接液部を分解洗いで清潔を維持。
- 二重ガラスは匂い移りや水垢への配慮が必要。柔らかいスポンジ+こまめな乾燥で長持ち。
④ 多機能:配合・粒度・湯温の“掛け算”を検証できる
- 湯量プリセットでレシピを規格化、速度可変で微調整、温度可視化で再現性を担保。
- 浅煎りの高温・細引き/中深煎りの中温・中細など、味の落としどころを掴みやすい。
⑤ 静音:据え置きとしては標準的
- 機構音は控えめ〜中程度。早朝・夜間の使用でも会話を邪魔しにくい。
- 設置は振動の少ない安定面を推奨。共振を避けると静かさが一段増す。
注意・割り切りポイント
- 価格は高め。可変機能と温度安定を活かす“使い込み”前提で価値が出る。
- 清掃は習慣化が必要。分解洗いと乾燥スペースを確保できる人向け。
- 据え置き前提で設置スペースの事前確認を。抽出時の取り回し余白も確保したい。
比較:CM1とどっちを選ぶ?
| 項目 | oceanrich CM1 UQ-ORCM1 | oceanrich PRO UQ-CT1GPB1 |
|---|---|---|
| 方向性 | 30秒蒸らし+段階温調で“王道の据え置き” | 湯量・速度・温度計で“細部を詰める” |
| 強み | わかりやすい操作と安定した味 | レシピ検証の自由度・再現性の高さ |
| 迷ったら | 日常の手軽さ重視 | 味づくりの追い込み重視 |
口コミの傾向
「温度が見えるので味の再現が簡単」
「湯量と速度の調整で浅煎りも深煎りも決まる」
「二重ガラスで温度が安定しやすい」
「価格と手入れの手間は覚悟が必要」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:抽出の再現性を重視/味の傾向を詰めたい/複数レシピを検証したい
- 向かない人:初期費用と手軽さ最優先(→ oceanrich Plus UQ-ORS3P/oceanrich UQ-CR8200)


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