この記事でわかること
- ECAM22062を味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- ECAM22020(価格重視・手動ミルク)/ECAM22112(マグニフィカS)/ECAM29081XTB(自動ミルク)との違い(操作性・ミルク運用・価格感)
- 「まずは豆から」+家族も使いやすい表示を重視した選び方
※本記事はまとめ記事③(全自動エントリー)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ デロンギ マグニフィカおすすめ|エントリー全自動の選び方【スタート/S/EVO】
結論:“最初の一台”が続く一台。ECAM22062は液晶と自動洗浄で日々の迷いが減る
ECAM22062は全自動コーヒーマシン(マグニフィカ スタート)。入門価格帯ながら日本語に近い直感的なアイコン液晶と、抽出後の自動クリーンで運用負荷を抑えます。味はエスプレッソ/アメリカーノの基本が安定。家族が交代で使っても迷いにくく、毎日数杯の“豆から生活”を気軽に始められます。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | マグニフィカ スタート ECAM22062 |
| タイプ | 全自動コーヒーマシン(豆挽き一体/ダブル抽出対応) |
| 主な特徴 | アイコン液晶で直感操作/自動クリーン/豆量・湯量調整/着脱式抽出ユニット |
| 想定ユーザー | 入門〜日常使い重視/1〜3人の家庭/「まずはブラック中心」+時々ミルク泡立て |
| 参考価格(執筆時点) | 約9.3万円 |
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味わい:入門帯の安心感。バランス重視でブレが少ない
- 豆量×湯量の段階調整で“濃さ”の微調整が簡単。明るめ焙煎では香り、深入りではボディの再現がしやすい設計。
- ミルの粒度は入門寄りの守備範囲で、酸味・苦味のバランスを取りやすい。極端な浅煎りには過度な期待は禁物。
② 速さ:一杯運用がスムーズ。朝の身支度と両立
- 抽出準備〜1杯の所要は全自動らしい時短感。連続2杯も待ち時間は短く、出勤前の2人使用に噛み合う。
- 待機時の制御が素直で、初動のテンポがつかみやすいのが長所。
③ 手入れ:自動クリーンと着脱ユニットで“続けられる”
- 抽出後の自動クリーンでコーヒー回路を洗い流し。週1の抽出ユニット丸洗いで清潔を保ちやすい。
- 水タンク/カス受けは着脱しやすく、日々の動線が短いのが好印象。
④ 多機能:必要十分のコア機能。液晶が迷いを減らす
- ブラック中心の基本メニューに加え、お湯出しで紅茶などにも流用可。
- アイコン液晶が分かりやすく、家族が交代で使っても操作の戸惑いが少ない。
⑤ 静音:グラインド音は短時間。LDKでも使いやすい
- 挽き始めの音は全自動ゆえに発生するが持続時間が短い。会話やテレビの妨げになりにくい印象。
- 設置面の水平確保と壁からの距離を守ると、振動音が抑えやすい。
注意・割り切りポイント
- ミルクの自動泡立ては非搭載。ラテ中心ならECAM29081XTBが近道。
- コクを最重視する人には、ECAM22112(マグニフィカS)の“濃いめ”傾向も要比較。
比較:同帯のデロンギとどっちを選ぶ?
| 項目 | ECAM22020 | ECAM22112 | ECAM29081XTB | ECAM22062 |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 価格重視・手動ミルク | 定番・実績重視 | 自動ミルク対応 | 入門+液晶で迷わない |
| 強み | 最安寄りでシンプル | 濃いめ抽出の安定感 | 家族のラテ運用 | 操作のわかりやすさ/自動クリーン |
| 価格感 | 約7.0万円 | 約6.1万円 | 約11.8万円 | 約9.3万円 |
口コミの傾向
「液晶表示で家族も迷わない」
「自動洗浄で手入れが続けやすい」
「朝の1〜2杯が素早く用意できる」
「自動ミルクがないのは物足りない」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:最初の全自動で失敗したくない/家族が直感で使いたい/毎日数杯を手間なく続けたい
- 向かない人:自動ミルク必須(→ ECAM29081XTB)/濃厚エスプレッソ重視(→ ECAM22112)


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