この記事でわかること
- PJ WXL4960を明るさ/画質/低遅延/携帯性/静音の5軸で評価
- PJ WXL4760/PJ WXL3540との違い(輝度・設置性・運用性)
- 小〜中会議室の常用投写に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事③(省スペース&モバイル)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ リコー モバイル&短焦点プロジェクターおすすめ|小会議室・持ち運びに最適
結論:“省スペース常用”にちょうど良い。PJ WXL4960は配線しやすく、会議の見やすさを安定させる
PJ WXL4960はWXGA・レーザー光源で、会議室の常設運用に必要な明るさと扱いやすさを両立。ケーブル配線の取り回しや設置の自由度が高く、資料中心の投写で見やすさを安定させます。動画重視でなければ、コストと実用のバランスが光る一台です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | PJ WXL4960 |
| タイプ | WXGA・レーザー光源・省スペース運用(会議室常設/小〜中会議室) |
| 主な特徴 | 安定した明るさ/配線しやすい入出力/レーザーでメンテ手間を低減 |
| 想定シーン | 資料投写・登壇プレゼン・常用のスライド共有 |
| 参考価格(執筆時点) | 約34.0万円 |
評価は公表仕様と運用想定(会議用途)を基準に5軸で比較し、カテゴリ内で相対化。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:会議資料が見やすい“十分な光量”
- 5,000lm級相当のクラスで、照明オンの会議室でも表や文字がしっかり判読。
- レーザー光源で点灯が速く、再起動・再投写がスムーズ。
② 画質:WXGAで“文字がくっきり”
- 資料中心ならコントラストと解像感のバランスが良好。小サイズの文字も読みやすい。
- 写真・動画は“見やすさ重視”の発色で、情報伝達に適した色調。
③ 低遅延:会議用途に十分な反応
- 一般会議の画面共有・切替で引っかかりを感じにくい挙動。
- ゲーミング前提ではないが、操作・表示のタイムラグは実用域。
④ 携帯性:据置中心、設置柔軟
- 本体は据置前提でラック常設・天吊りにマッチ。頻繁な持ち運びには不向き。
- 配線しやすい端子配置で常設のケーブルマネジメントがしやすい。
⑤ 静音:会議中の発言を妨げない
- 通常運転は会議室に馴染む音量で、発言や録音の邪魔になりにくい。
- 設置面の共振や吸気/排気のクリアランス確保で、体感ノイズをさらに低減。
注意・割り切りポイント
- UHD/4K表示重視なら、より高精細な上位機も検討を(→ 会議室スタンダードまとめ)。
- 持ち運び前提なら、PJ WXC1210のような軽量モデルが適。
比較:WXL4760/WXL3540とどっちを選ぶ?
| 項目 | PJ WXL4760 | PJ WXL3540 | PJ WXL4960 |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 小〜中会議室の定番WXGA | 省スペースのベーシック | 配線しやすい実用レーザー |
| 明るさ | やや高輝度(カテゴリ4) | 標準(カテゴリ3) | やや高輝度(カテゴリ4) |
| 携帯性 | 据置寄り | やや軽快 | 据置寄り |
| 価格感 | 約32.0万円 | 約28.0万円 | 約34.0万円 |
口コミの傾向
「明るくて文字が読みやすい」
「起動が速く、切替もスムーズ」
「常設の配線がまとめやすい」
「4K表示重視だと物足りない」
※主要ECレビュー傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:小〜中会議室の常設/資料投写中心/配線しやすさ・運用性を重視
- 向かない人:持ち運び前提(→ PJ WXC1210)/UHD高精細重視(→ PJ UHL3660)


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