この記事でわかること
- S55Hを音質/立体感/低音/接続/操作性の5軸で評価
- S45H(2.0ch・一体型)/S522W(2.1ch・低音特化)/TS6100(2.0ch・定番)との違い(Atmos対応・サブ有無・eARC・アプリ)
- 「映画・音楽・ゲームをバランス良く」楽しみたい人に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事①(TCL サウンドバー|現行4モデル)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ TCL サウンドバーおすすめ比較|S55H・S45H・S522W・TS6100の違いと選び方
結論:S55Hは“全部乗せ”のバランス機。Atmos×ワイヤレスサブ×eARC×アプリで迷ったらコレ
S55Hは2.1ch+ワイヤレスサブにDolby Atmos/DTS Virtual:X/AI Sonic(自動音場補正)、さらにHDMI eARCとTCL Homeアプリまで備えた万能型。テレビの常用から映画・ゲームまで価格以上の総合力で、初めてのサウンドバーにも買い替えにも応えます。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | S55H |
| チャンネル | 2.1ch+ワイヤレスサブウーファー |
| 音響対応 | Dolby Atmos/DTS Virtual:X/AI Sonic(自動音場補正) |
| 接続 | HDMI eARC/光デジタル/USB/AUX/Bluetooth |
| 操作性 | TCL Homeアプリ対応(設定・音場調整)/リモコン付属 |
| 想定用途 | 映画・ドラマ・音楽・ゲームをバランス良く/リビングの常用強化 |
| 参考価格(執筆時点) | 約2.1万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:TCL 公式商品情報(S55H|機能・入出力)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 音質:中域の見通しとセリフ明瞭度が安定
- AI Sonicの自動音場補正で部屋に合わせて整え、テレビ番組のセリフが聞き取りやすい。BGMとの被りが軽減します。
- 音楽ではボーカル中心のポップスやアコースティックが聴かせどころ。高域は刺さらず長時間でも疲れにくい傾向。
② 立体感:Atmos×Virtual:Xで“前後の奥行き”を演出
- Dolby AtmosとDTS Virtual:Xを搭載。頭上スピーカーは持たないものの、包囲感と広がりが分かりやすい。
- 映画・ドラマの環境音やゲームの定位がテレビ単体から明確に前進。距離2〜3mのリビングで効果的。
③ 低音:ワイヤレスサブで量感と沈み込みを確保
- サブウーファーがドンっと下支え。アクションやライブ映像で迫力と没入感を稼げます。
- 低音はアプリで微調整し、集合住宅や夜間は控えめに。音漏れ配慮と迫力の両立がしやすいです。
④ 接続:eARC中心で“映像機器と一括”。汎用端子も充実
- HDMI eARCでテレビと安定接続。光/USB/AUX/Bluetoothも装備し、用途の切替が簡単。
- テレビリモコンの音量連動や電源連動に対応し、日常の操作負担を最小化できます。
⑤ 操作性:アプリでプリセット〜微調整まで網羅
- TCL Homeアプリで入力切替・音場・低音量などを直感操作。ファーム更新も手間なく。
- 付属リモコンはシンプル配置で家族でも迷いにくい。初導入の人にも扱いやすいです。
注意・割り切りポイント
- 物理アッパーファイアは非搭載。天井反射の頭上感は控えめで、バーチャル中心の表現です。
- サブウーファー設置は電源確保と置き場所の事前検討が必要。左右角寄せで壁鳴りに注意。
比較:同帯のTCL 3機種とどっちを選ぶ?
| 項目 | S45H(2.0ch) | S522W(2.1ch) | TS6100(2.0ch) | S55H(2.1ch) |
|---|---|---|---|---|
| 特徴 | 一体型・Atmos対応・省スペース | 低音特化・ベーシック構成 | 定番エントリー・手軽 | Atmos×サブ×eARC×アプリ |
| 低音 | 2 | 4 | 2 | 5 |
| 接続 | 5 | 4 | 4 | 5 |
| 価格感 | 約1.6万円 | 約2.6万円 | 約1.2万円 | 約2.1万円 |
口コミの傾向
「セリフが聞き取りやすく、テレビが見やすくなった」
「ワイヤレスサブで映画の迫力が段違い」
「eARCで接続が安定、使い勝手が良い」
「サイズと設置場所の確保が必要」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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