[レビュー]YAMAHA NS-F350|厚みのあるフロア型

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この記事でわかること

  • NS-F350低音域/解像度/広がり/駆動性/設置性の5軸で評価
  • NS-350/330 中級まとめ内のNS-F330NS-P350との違い(量感・解像・設置性)
  • 映画と音楽を両立させたいリビング〜専用室のフロア型選びの要点

※本記事はまとめ④(ホームシアター中級|NS-350/330)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ YAMAHA ホームシアター 中級おすすめ|NS-350/330シリーズを比較

結論:量感と解像の均衡。NS-F350は“映画も音楽も”をフロア型1本で満たす中核

NS-F350フロア型2ウェイ+補助ウーファー構成で、低域の厚み中高域の見通しを高次に両立。サラウンド構成のフロント主軸としてはもちろん、2chリスニングでも過不足ないスケール感を実現します。アンプ側の駆動は中出力クラス以上を推奨。リビング〜ミドルサイズの専用室で、映画の迫力と音楽の解像をバランス良く楽しめます。

仕様と価格(要点)

主要仕様と参考価格(執筆時点)
項目 内容
型番 NS-F350
タイプ フロア型・2chフロント用(ホームシアター/HiFi兼用)
想定ユーザー 映画と音楽を両立/中出力AVアンプ〜プリメイン併用/中〜やや広めの部屋
主な特徴 厚みのある低域と明瞭な中高域/リビングでも成立するサイズ感
参考価格(執筆時点) 約6.5万円

価格は一義値での目安です(変動あり)。詳細は販売ページをご確認ください。

購入・価格チェック

NS-F350 評価(低音域4/解像度4/広がり4/駆動性3/設置性3) 低音域 解像度 広がり 駆動性 設置性

評価の算出根拠:メーカー公表仕様と設計要素、主要ECレビュー傾向を基準に5軸で比較。

実用レビュー

① 低音域:量感が厚く、映画の“床鳴り”をしっかり再現

  • フロア型らしい下支えと量感で、SEやバスドラムの輪郭まで把握しやすい。
  • サブなしの2.0/2.1構成でも満足度が高く、後からNS-SWシリーズを足す拡張にも耐性。

② 解像度:中高域の見通しが良く、セリフの明瞭度が高い

  • ボーカル〜台詞帯域の芯が明瞭で、音数が多いシーンでも埋もれにくい。
  • 適切なトーイン調整で定位が安定。センターとのつながりも自然。

③ 広がり:音場のスケールが出しやすい

  • リスニング距離を確保すると左右の広がりが伸び、前方展開が立体的に。
  • フロント間隔は2.0〜2.5mを目安。壁からの距離で奥行き表現が変化。

④ 駆動性:中出力アンプで余裕。電源と配置でさらに安定

  • AVアンプ中位クラスで音量・制動が取りやすい。プリメインでも質感向上が見込める。
  • 電源タップの共有を減らし、スパイク/インシュレーターで低域のにじみを抑制。

⑤ 設置性:フロア型としては扱いやすいが、距離確保は必須

  • 外形は標準的。背面のクリアランスと前方スペースを適切に確保したい。
  • リビング設置ではラグや吸音で初期反射を調整すると中高域の見通しが改善。
注意・割り切りポイント

  • 小部屋・近接では低域がやや過多になりやすい。設置距離やトーンで調整。
  • アンプの出力・電源環境で実力差が出やすい。中位以上のアンプを推奨。

比較:同帯YAMAHAでどう選ぶ?

項目 NS-F330 NS-P350 NS-F350
位置づけ 軽快で扱いやすいフロア型 センター+サラウンドのセット 量感と解像のバランス重視
向く人 省スペース・軽快さ重視 音場の統一と包囲感重視 映画も音楽も一本で底上げ
価格感 約5.0万円 約4.0万円 約6.5万円

口コミの傾向

満足の声アイコン「映画の迫力が出る低音と明瞭な台詞」

満足の声アイコン「音楽再生でも情報量がある」

不満の声アイコン「小部屋では低域が出過ぎることがある」

※主要ECサイトのレビュー傾向を要約(個別の投稿は直接引用していません)。

まとめ:向く人/向かない人

  • 向く人:映画と音楽を両立/中出力以上のアンプ所有/中〜やや広めの部屋で設置距離を確保できる
  • 向かない人:省スペース最優先(→ NS-F330)/包囲感を重視して先にサラウンドを整えたい(→ NS-P350

※価格は時期・店舗で変動します。最新価格はリンク先でご確認ください。

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