この記事でわかること
- EKG-C801を沸騰/保温/安全/機能/静音の5軸で評価
- YRGB-S600(お料理ケトル)/YKR-SC1280(バリスタ)/NEKM-C1281(スリム温調)との違い(静音性・注ぎ心地・機能の尖り方)
- 「おうちカフェ」×静かな環境でコーヒーを楽しむ人に向けた選び方の要点
※本記事はまとめ記事②(温度調節ケトル)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ 温度調節ケトルおすすめ|コーヒー&調理に便利な山善高機能モデル比較
結論:静かに淹れたい人へ。“細口×静音”のバランスで、EKG-C801はおうちカフェに最適
EKG-C801は0.8L・グースネック細口・1000W。1℃刻み+6段階ボタンの温度調節と保温を備えつつ、静音寄りの沸騰音と扱いやすいハンドルでドリップがしやすいのが持ち味。ドリップタイマーなど尖った機能はないため、音と注ぎ心地を重視する“家庭用バランス機”として選ぶのが正解です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | EKG-C801 |
| タイプ | 0.8L・温度調節・グースネック(細口) |
| 想定ユーザー | 静かにドリップを楽しみたい/早朝・夜間の在宅でも音を抑えたい |
| 主な特徴 | 1000Wの静音寄り沸騰/1℃刻み+6段階ボタンで温度調節/保温対応/空焚き防止 |
| 参考価格(執筆時点) | 約7,000円(※時期・店舗により変動します) |
出典:山善 公式商品情報(EKG-C801|仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 沸騰:1000Wで“静かめに”沸かす
- 1000W×0.8Lで過不足ない速さ。1200W機よりわずかに遅い代わりに沸騰音が落ち着く印象です。
- 都度沸かしでも不便は少なく、一杯分〜複数杯のコーヒー準備にちょうどよいサイズです。
② 保温:1℃刻み+6段階ボタンできちんとキープ
- 50〜100℃を1℃刻みで設定し、目的温度で保温まで対応。紅茶〜日本茶〜コーヒーに幅広く使えます。
- ワンタッチの6段階ボタンも用意され、日常の定番温度へ素早くアクセスできます。
③ 安全:基本を網羅し“日常安心”
- 空焚き防止/沸騰後自動オフなど基本安全機能を装備。扱いに迷いが少ない設計です。
- フタはシリコン縁で着脱しやすい仕様。注ぐ姿勢が安定し、こぼしにくさに寄与します。
④ 機能:タイマー非搭載のシンプル温調
- ドリップタイマーなどの付加機能は非搭載。温度調節と保温にフォーカスした構成です。
- 細口グースネックで注ぎの再現性は高く、速度・角度調整がしやすいです。
⑤ 静音:早朝・夜間でも気を遣いにくい
- 出力控えめの設計が功を奏し、在宅ワークや家族の寝静まった時間でも使いやすい静かさ。
- 設置面の安定と水量の入れすぎ回避で、さらに音と振動が減る傾向です。
注意・割り切りポイント
- 沸騰速度は1200W級に劣るため、最速重視ならNEKM-C1281も検討。
- ドリップタイマーなし。抽出管理までこだわるならYKR-SC1280が有利。
比較:YRGB-S600/YKR-SC1280/NEKM-C1281とどっちを選ぶ?
| 項目 | YRGB-S600 | YKR-SC1280 | NEKM-C1281 | EKG-C801 |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 調理対応の“お料理ケトル” | 安全×本格のバリスタ | 高精度のスリム温調 | 静音×細口のバランス型 |
| 注ぎ口 | 標準口 | 細口(高精度) | 標準口 | 細口(グースネック) |
| 機能の尖り | 煮込み・調理 | 転倒湯漏れ抑制+タイマー | 1℃刻み+保温の使い勝手 | 1℃刻み+6段ボタン/静音 |
| 向く人 | 一人分調理も兼ねたい | 抽出管理までこだわる | 手早く汎用的に使いたい | 音と注ぎ心地を両立したい |
口コミの傾向
「音が静かで早朝でも使いやすい」
「グースネックで注ぎやすい。狙った量が出せる」
「1200W機より沸騰が遅い」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:静かな環境でドリップしたい/注ぎ心地を重視/温度調節と保温が必要
- 向かない人:抽出タイマーまで欲しい(→ YKR-SC1280)/最速の沸騰重視(→ NEKM-C1281)


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