この記事でわかること
  - BRAVIA Theatre Quad HT-A9M2を音質/立体感/低音/接続/操作性の5軸で評価
- HT-A9やBRAVIA Theatre Bar 9 HT-A9000、BRAVIA Theatre Bar 8 HT-A8000との違い(包囲感・設置自由度・拡張性)
- “映画館級の没入感”を自宅で狙う人に向けた選び方の要点
    ※本記事はまとめ記事①(フラッグシップ&没入シアター)の特化レビューです。全体比較は下記から。
    → SONY シアターフラッグシップおすすめ|BRAVIA Theatre Bar 9/8とHT-A9シリーズ徹底比較
  
結論:“360空間表現×高S/N”。HT-A9M2は大空間でも包囲される
BRAVIA Theatre Quad HT-A9M2は4スピーカー分散システム+高度な空間処理で、座る位置を問わずに濃密な包囲感を作るフラッグシップ。360 Spatial Sound Mappingで仮想スピーカーを多数生成し、セリフの定位・残響の広がり・低域の量感が高次元でバランス。ワイヤレス接続・自動キャリブレーション・アプリ連携まで揃い、映画・ドラマ・音楽ライブの臨場感を一気に引き上げます。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 型番 | BRAVIA Theatre Quad HT-A9M2 | 
| タイプ | 4スピーカー分散システム(コントロールユニット+独立スピーカー) | 
| 想定ユーザー | リビング〜大空間/ソファ複数席でも均一な包囲感を求める | 
| 主な特徴 | 360 Spatial Sound Mapping/自動音場補正/ワイヤレス設置自由度/拡張(サブウーファー対応) | 
| 参考価格(執筆時点) | 約34.8万円 | 
出典:SONY 商品情報(機能・接続仕様)/主要EC商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 音質:高S/Nと情報量で“密度の高い”リスニング
- ドライバー設計と制御の最適化により、セリフの明瞭度と微小音の再現が高水準。音楽ライブの質感も良好。
- 音量を上げても歪み感が少ないため、大空間でも音場のディテールが崩れにくい印象。
② 立体感:360 Spatial Sound Mappingで“包囲される”
- 4スピーカーの位置を自動計測し、多数の仮想スピーカーを生成。広いスイートスポットを実現。
- 上方〜背後の残響表現が豊かで、映画の天井効果・環境音の移動がリアルに感じられる。
③ 低音:量感は十分、サブ追加で“沈み込み”を拡張
- 標準状態でもキレの良い中低域でセリフと効果音の両立が可能。
- サブウーファー追加対応(SA-SW5/SA-SW3)で超低域の床揺れとスケール感をさらに強化。
④ 接続:設置自由度と安定性のバランス
- ワイヤレス分散でレイアウト自由度が高く、eARC連携でテレビ側との運用も安定。
- アプリ設定・ネットワーク更新が簡単で、日々の運用がシンプル。
⑤ 操作性:自動キャリブとアプリで“迷わない”
- 自動音場補正は手順が明快。複数席のリスニングでも均一化がしやすい。
- モード切替・音量・低域調整などはアプリ操作が直感的で学習コストが低い。
  注意・割り切りポイント
- 価格はフラッグシップ帯。没入感・設置自由度に価値を置く人向け。
- 各スピーカーの電源確保が必須。レイアウト前にコンセント位置を要確認。
- ワイヤレス運用はネットワーク環境の影響を受けやすい。干渉対策と設置間隔の確保が重要。
比較:HT-A9/HT-A9000とどっちを選ぶ?
| 項目 | HT-A9 | BRAVIA Theatre Bar 9 HT-A9000 | HT-A9M2 | 
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 分散システム初代 | 単体バー最上位級 | 新世代クアッド(包囲感強化) | 
| 向く人 | 広いスイートスポットを試したい | バー設置で高密度を狙う | 大空間で没入と自由度を両立 | 
| 価格感 | 約24.8万円 | 約19.8万円 | 約34.8万円 | 
口コミの傾向
 
「部屋全体が包まれる立体感」
 
「自動キャリブで簡単に最適化できる」
 
「映画も音楽も情報量が多く聴こえる」
 
「価格と電源取り回しは要検討」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
 
  
  
  
  


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