この記事でわかること
- DWCB-110Cを冷却力/容量/温度安定/利便性/静音の5軸で評価
- DWCB-075C(75本)/DWCB-160C(163本)との違い(収容力・熟成余力・運用性のバランス)
- 長期熟成と運用のしやすさを両立した“中心解”を求める人向けの選び方の要点
※本記事はまとめ記事③(PlusQ BLACK|ハイエンド大容量)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ PlusQ BLACKおすすめ|ハイエンド大容量ワインセラー(75・119・163本)を比較
結論:“収容力×扱いやすさ”の最適点。DWCB-110Cは大容量と温度安定を両立した主力機
PlusQ BLACK DWCB-110Cは約119本収納の大容量・コンプレッサー式。BLACKラインらしい躯体剛性・棚の剛性・温度制御の安定により、長期熟成の安心感を確保しつつ、日々の出し入れ・在庫管理のしやすさも高水準。家庭〜小規模店舗まで幅広く“メイン機”に据えやすいフラッグシップです。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | PlusQ BLACK DWCB-110C |
| タイプ | 約119本収納・コンプレッサー式・単温度帯 |
| 想定ユーザー | 家庭の本格保管〜小規模店舗のメイン機/長期熟成+来客対応 |
| 主な特徴 | 堅牢筐体で温度変動を抑制/滑走性の高い棚で出し入れ容易/振動・騒音対策設計 |
| 参考価格(執筆時点) | 約15.0万円(参考価格・執筆時点) |
参考根拠:主要EC商品ページの価格レンジ/メーカー公開情報(収納本数・方式・外観仕様)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 冷却力:大容量でも“余力のある”コンプレッサー制御
- BLACKラインの強力な冷却系で、外気温が高い時期でも庫内温度の立ち上がり・復帰が速い。
- 本数が増えても温度追従性に余裕があり、追加購入時の一時的な温度上昇を抑えやすい。
② 容量:119本クラスで“運用と設置”の折衷が良い
- 約119本の実用容量は、赤・白・泡をバランス良く棚割りできる“中心解”。
- 棚の剛性とスライド感が高く、詰め込み時でも出し入れがスムーズ。
③ 温度安定:筐体剛性×断熱で“熟成の安心感”
- 躯体の剛性と断熱でドア開閉後の温度戻りが速く、長期熟成でも温度ブレが出にくい。
- コンプレッサー+ヒーター制御により、冬季の下振れ抑制も期待できる。
④ 利便性:棚運用と視認性で“日々の管理が速い”
- スライド棚中心の設計で、ラベル確認と在庫入替が素早い。
- 庫内照明の配置で視認性が高く、目当てのボトルにアクセスしやすい。
⑤ 静音:近接設置でも“気になりにくい”運転音
- コンプレッサー式としては静かで、生活空間近くでも許容しやすい音量。
- 防振設計により微振動を低減、熟成への影響を抑える設計思想。
注意・割り切りポイント
- 本体サイズ・重量は相応に大きい。搬入経路と放熱クリアランスの事前確認は必須。
- 静音は良好だが、絶対静音を最優先ならペルチェ帯も検討(→ ペルチェまとめ)。
- 2温度帯ではない。単温度での運用設計(赤主体・白は供出前に冷却など)を前提に。
比較:BLACK 75本/163本とどっちを選ぶ?
| 項目 | DWCB-075C(75本) | DWCB-110C(119本) | DWCB-160C(163本) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 据置き主力の省スペース | 大容量×運用性の中心解 | 最上位の本格熟成・大量保管 |
| 向く人 | 設置制約がありつつ本格冷却 | 長期熟成と出し入れ頻度の両立 | ストック大量・長期熟成特化 |
| 価格感 | 約13.0万円 | 約15.0万円 | 約24.8万円 |
口コミの傾向
「棚が滑らかで出し入れしやすい。満載時でも扱いやすい」
「温度が安定していて安心。長期熟成用に選んで正解」
「運転音は静かめで設置場所の選択肢が広い」
「本体が大きく搬入に注意。もう少し安いと嬉しい」
※主要ECサイトのレビュー傾向を要約(個別の投稿は直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:119本級の大容量を主軸に据える/長期熟成の温度安定を重視/日々の出し入れ頻度が高い
- 向かない人:絶対静音・省スペース最優先(→ ペルチェまとめ)/2温度帯が必須


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