この記事でわかること
- PT-REZ80Jを明るさ/画質/遅延/携帯/静音の5軸で評価
- REZ/FRZの高輝度WUXGAまとめ内での立ち位置(8,000lm×バランス型)
- PT-REZ10J/PT-REZ12J/PT-FRZ55Jとの違い(明るさ・取り回し・コスト)
※本記事はまとめ記事②(DLP高輝度WUXGA)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ Panasonic 高輝度レーザー(WUXGA)おすすめ|REZ/FRZで大規模常設を最適化
結論:“中規模の最適解”。PT-REZ80Jは明るさと画質のバランスで、常設を堅実に仕上げる
PT-REZ80JはWUXGA・レーザー光源・DLPの中核クラス。8,000ルーメン帯で明るい会場でも視認性が高く、色再現とコントラストも安定。過剰になりやすい超高輝度機を避けつつ、常設・講演・展示を広くカバーします。堅実な運用と総コストのバランスに優れ、複数台導入の基準機として選びやすい一台です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | PT-REZ80J |
| 方式/解像度 | DLPレーザー/WUXGA(1920×1200) |
| 明るさ | 8,000 lmクラス(中規模ホール・講堂・展示に適合) |
| レンズ | 交換レンズ対応(設置距離・画角の最適化が容易) |
| 主な特徴 | 高信頼レーザー/幾何学補正・エッジブレンディング対応/常設運用を前提にした堅牢設計 |
| 参考価格(執筆時点) | 約224.4万円 |
出典:Panasonic 商品情報(方式・解像度・レンズ互換性)/主要EC・見積りレンジの相場を基に作成。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 明るさ:8Kルーメンで“照明下でも読める”見通し
- 8,000 lmクラスは中規模ホール・講演・展示ブースの照明併用でも視認性が確保しやすい。
- スクリーンサイズが大きめでも、白地資料のコントラストが崩れにくく、写真・図版も十分な立ち上がり。
② 画質:WUXGAの情報量とDLPらしいキレ
- WUXGAの解像感に加え、DLPの特性でエッジが締まり、小さな文字や細線も明瞭。
- 色再現はビジネス〜展示に十分。ブレンディングや幾何補正にも対応し、常設の意図を崩さない仕上がり。
③ 遅延:登壇・資料中心なら十分、演出は上位に譲る
- 一般的な講演/プレゼン/動画再生では問題にならない応答。
- インタラクティブ演出や高フレームを重視するなら、FRQ系など演出寄りモデルの検討余地。
④ 携帯:常設前提の“取り回し良好”な筐体
- 交換レンズ対応で設置自由度が高く、現場の距離制約に合わせやすい。
- 可搬は可能だが基本は常設想定。レンタルの多拠点運用はFRZ系が有利。
⑤ 静音:会場運用で“気になりにくい”レベル
- 稼働音はクラス相応で、講演中も違和感が出にくいチューニング。
- 吸排気クリアランスを守る設置で、更に静粛性と安定性が得やすい。
注意・割り切りポイント
比較:同帯Panasonic(REZ/FRZ系)とどっちを選ぶ?
| 項目 | PT-REZ12J | PT-REZ10J | PT-REZ80J | PT-FRZ55J |
|---|---|---|---|---|
| 立ち位置 | 高輝度寄りの上位 | 定番の高輝度 | バランス重視の中核 | 可搬性と価格の両立 |
| 明るさ感 | 強い | 強い | 中規模に最適 | 中小規模向け |
| 価格感(参考) | 約299.2万円 | 約261.8万円 | 約224.4万円 | 約134.9万円 |
口コミの傾向
「明るい会場でも資料が読みやすい」
「設置自由度が高く、常設で使いやすい」
「運用中の音が気になりにくい」
「もう一段上の明るさがほしい現場もある」
※主要EC・見積りサイトのレビュー傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。


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