この記事でわかること
- HBK-152を焼き質/メニュー/速さ/こね力/静音の5軸で評価
- 単独運転・速度/温度3段の使いこなし例(低温長時間発酵や焼き戻しなど)
- HBK-101W(1斤)との選び分け(容量・速さ・静音性の違い)
結論:“工程を攻められる”多機能。HBK-152は1.5斤×単独運転で本格派にも応える
HBK-152は1.5斤対応の上位モデル。ねり・発酵・焼きの単独運転と、速度/温度3段調整で配合や工程を自在に追い込めます。まとめ焼きやハード系寄りの低温長時間発酵、焼き戻しにも対応し、大容量で手間を減らしつつ“質”を狙う人に噛み合います。静音・速さは標準的ですが、メニューの幅と焼きの自由度が光る一台です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | HBK-152 |
| タイプ | 1.5斤対応・ホームベーカリー(MK ふっくらパン屋さん) |
| 主な特徴 | 単独運転(ねり/発酵/焼き)、速度・温度3段調整、長時間低温発酵・焼き戻し対応 |
| 想定ユーザー | 大容量でまとめ焼き/工程を細かく調整して“焼き質”を高めたい人 |
| 参考価格(執筆時点) | 約4.4万円 |
出典:MK 公式商品情報(機能・メニュー)/主要ECの掲載情報(価格レンジ・付属品)を参照。
購入・価格チェック
実用レビュー
① “単独運転”が主役:ねり→休ませ→焼き戻しまで自在に
- ねり単独で加水や油脂の投入タイミングを調整。粉の種類(強力/準強力/全粒)に合わせ速度3段を使い分けられます。
- 発酵単独は温度3段と時間管理で低温長時間発酵も狙える。うま味・香り重視のハード寄り配合に有効。
- 焼き単独(焼き戻し)でクラストのパリ感復活や、成形パンの焼き込みを微調整。二次発酵→焼成の手動切り替えも快適です。
② 焼き質:温度3段で“狙って”焼ける
- 焼き色のコントロール幅が広く、焦げを抑えた均一焼成〜しっかり目の焼きまで再現しやすい設計。
- 低温発酵後の焼成でも腰折れしにくい生地づくりが可能で、クラムはしっとり・きめ細かくまとまります。
③ 1.5斤の強み:まとめ焼きの“時短”と段取り効率
- 一度に1.5斤を確保でき、サンドやトーストの作り置きがはかどる。週末のバッチ仕込みに適します。
- 大型生地でもこねムラが出にくい印象。成形パンの仕込み量を増やしても工程が安定します。
④ 速さ・静音:標準的。置き場所と時間帯配慮で快適
- クイック系の仕上がりは良好ですが、1.5斤ゆえに総時間は1斤機よりやや長めの想定。
- こね工程は標準的な作動音。防振マットや堅牢台の上に置くと振動伝播が抑えられます。
注意・割り切りポイント
- 本体サイズと重量は1斤機より存在感あり。設置スペースと出し入れ動線を事前に確認。
- 作動音は標準的。夜間運転はこね工程の時間帯を避けるなど、家族構成に合わせた運用が無難。
比較:HBK-101Wとどっちを選ぶ?
| 項目 | HBK-101W(1斤) | HBK-152(1.5斤) |
|---|---|---|
| 位置づけ | スタンダード(27メニュー・扱いやすい) | 多機能・工程調整重視(単独運転/温度3段) |
| 容量 | 1斤 | 1.5斤 |
| 速さ/静音 | 速さ◎・静音◯ | 速さ◯・静音◯ |
| 向く人 | 毎日使い・省スペース | まとめ焼き・低温長時間発酵・焼き戻し活用 |
| 価格感 | 約3.2万円 | 約4.4万円 |
口コミの傾向
「単独運転で発酵と焼きの調整がしやすい」
「1.5斤で週末のまとめ焼きに便利」
「焼き色の選択幅が広く仕上がりが安定」
「こね時の作動音と設置スペースは要配慮」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:1.5斤でまとめ焼き/単独運転や温度3段を使いこなしたい/低温長時間発酵や焼き戻しを試したい
- 向かない人:省スペース・スピード最優先(→ HBK-101W)


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