この記事でわかること
- LongFresh ST-RV273Gを冷却力/容量/温度安定/利便性/静音の5軸で評価
- LongFresh上位まとめ内の他モデル(ST-209G/ST-309G 等)との違い
- 77本・中容量で“設置性と見栄え”を両立させたい人向けの選び方
※本記事はまとめ記事①(LongFresh|ハイエンド大容量)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ フォルスター LongFresh上位おすすめ|大容量×温度安定のハイエンドを比較
結論:“77本×置きやすさ”。ST-RV273Gは温度の安定感と静音に優れ、戸建〜マンションにちょうどいい
LongFresh ST-RV273Gは77本クラスの中容量・1温度。LongFreshらしい温度安定と静音バランスを押さえつつ、前面意匠の良さで設置映えも得られます。日常の飲み頃キープ〜中期保管を安心して任せられる、リビング併設にも置きやすい中核モデルです。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | LongFresh ST-RV273G |
| タイプ | 77本・1温度(LongFresh|中容量) |
| 想定ユーザー | 戸建〜マンション/中容量で見栄えと温度安定を両立したい人 |
| 主な特徴 | 温度安定性に配慮したLongFresh系設計/静音寄りの挙動/前面意匠が映える |
| 参考価格(執筆時点) | 約46.5万円 |
出典:フォルスター 商品情報・主要ECの商品ページ(本数・外形寸法の目安/価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 冷却力:LongFresh系の“余裕ある冷却”
- ガラス扉の見栄えを保ちつつ、庫内は冷却レスポンスに余裕。開閉後の復帰も良好です。
- 棚配置を詰め込みすぎない運用で、ボルドー〜ブルゴーニュ混在時も温度ムラを抑えやすい印象。
② 容量:77本・“中容量の現実解”
- 日常の飲み頃+将来の熟成枠を両立しやすい77本。大型に比べて居室への圧迫感が少ないのも利点。
- フルラック運用時は形状差で実効本数が変動。マグナム比率が高い場合は上位容量(ST-209G/ST-309G)も検討余地。
③ 温度安定:ガラス扉でも“揺れにくい”
- 温度変動の要因(開閉/外気影響)に対して、LongFreshらしい安定志向。赤主体の保管で安心感。
- 設置壁からの距離・直射日光の回避で、さらに安定度を引き上げられます。
④ 利便性:据置ベースで“扱いやすい”
- 一般的な据置前提。搬入経路と放熱クリアランスを確保すれば、日常運用はシンプル。
- 棚は視認性と取り出しやすさに優れ、回転在庫の管理がスムーズ。
⑤ 静音:居室設置に馴染む
- 動作音はLongFresh内では静音寄り。LDKや書斎近接でも気になりにくいレベル。
- 床材とインシュレーターの相性で伝達音が変わるため、振動対策マットの併用が有効です。
注意・割り切りポイント
- 前面放熱ではないため、ビルトイン前提の設置には不向き(→ 前面放熱重視はPro-Cellarまとめ)。
- 77本でも奥行と扉開きのスペースは要確認。搬入経路の採寸は必須。
- 価格は中容量としては上位帯。見栄え・温度安定・静音の総合価値に納得できる人向け。
比較(同帯フォルスター)
| 項目 | LongFresh ST-209G(74本) | LongFresh ST-309G(90本) | LongFresh ST-RV273G(77本) |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | “まずはLongFresh”の中容量 | 上位譲りの安定感×容量 | 設置性と見栄えの中核 |
| 強み | 静音・設置しやすさ | 90本で余裕・温度安定 | 77本で温度安定と静音の両立 |
| 価格感 | 約61.0万円 | 約68.1万円 | 約46.5万円 |
口コミの傾向
「動作音が控えめでリビングに置きやすい」
「温度が安定していて安心して任せられる」
「前面の見栄えが良く、空間が締まる」
「前面放熱ではないので組み込みは難しい」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:77本前後で中期保管も視野/居室に置くため静音と見栄えを重視/温度安定を優先
- 向かない人:ビルトイン前提(→ Pro-Cellarまとめ)/より大量保管(→ LongFresh上位)


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