この記事でわかること
- ECAM35035W(ディナミカ)を味わい/速さ/手入れ/多機能/静音の5軸で評価
- ECAM35055B(自動ミルク)/ECAM35015BH(ボタン直感)との違い(ミルク方式・操作系・価格感)
- 「白系インテリア×コスパ重視」で、必要十分のメニューを日常で使い回す選び方
※本記事はまとめ記事②(全自動ミドルレンジ)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ デロンギ全自動ミドルレンジおすすめ|リヴェリア/ディナミカ/オーテンティカ比較
結論:“白×コスパ”の定番。ECAM35035Wは必要十分の全自動で、毎日の一杯がブレない
ECAM35035Wはディナミカシリーズのホワイト系モデル。ボタン+液晶の直感操作で、エスプレッソ/ロング(ドッピオ含む)などの基本メニューが安定。ミルクはスチームノズルの手動フォームで十分という人にちょうど良く、味わい・速さ・手入れのバランスが高いコスパ機です。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | ECAM35035W(Dinamica) |
| タイプ | 全自動コーヒーマシン(豆挽き〜抽出/粉対応/手動スチームノズル) |
| 想定ユーザー | 日常で2〜5杯/白系インテリア重視/自動ミルクが不要〜割り切れる |
| 主な特徴 | ボタン+液晶で直感操作/豆量・湯量調整/抽出後の自動洗浄・着脱式抽出ユニット |
| 参考価格(執筆時点) | 約13.8万円(※時期・店舗により変動します) |
出典:デロンギ 公式商品情報(ディナミカ|メニュー・構造)/主要ECの商品ページ(価格レンジ確認)。
購入・価格チェック
実用レビュー
① 味わい:ディナミカの“安定抽出”。豆の個性を素直に出す
- コーン式グラインダー×抽出温度制御で、酸味〜コクまで再現性良好。浅煎りはロング、深煎りはエスプレッソが締まります。
- 豆量・湯量の調整幅が実用的で、日常の“いつもの味”を固定しやすい。粉投入(プレグラウンド)も対応。
② 速さ:起動〜抽出がスムーズ。毎朝でも“待たされない”
- 起動・自動リンスは短めで、1杯目の立ち上がりが速い。連続抽出もテンポ良くこなします。
- 手動スチームは立ち上がりに少し待ちますが、フォーム量が少なめなら実用時間内に収まります。
③ 手入れ:抽出ユニット着脱+自動洗浄でラク
- 抽出後の自動リンスに加え、抽出ユニットは前面から着脱清掃でき、内部の衛生管理がしやすい。
- 水タンク・ドリップトレイも扱いやすく、日常清掃の負担は少なめ。スチームノズルは使用後に拭き取り・空吹きで清潔に。
④ 多機能:基本メニュー重視。ミルクは“手動で十分”な人向け
- エスプレッソ/ロング/ドッピオなど日常で使うコアメニューを網羅。ホット中心の人に最適。
- 自動ミルクや冷ミルク、アプリ連携は非搭載。多機能よりも価格・見た目を優先する選び方に合います。
⑤ 静音:グラインド音は控えめ。リビングでも馴染む
- 全自動としては動作音が穏やかで、早朝・夜間の一杯も使いやすい印象。
- 設置時に本体の水平と接地を整えると、振動音が抑えられやすいです。
注意・割り切りポイント
- 自動ミルク非搭載。カプチーノを頻繁に作るならECAM35055B(ミルクタンク)が便利。
- 冷ミルク抽出やWi‑Fi連携なし。機能を拡張したい人は上位(エレッタ系)も検討。
- ホット中心設計。アイスメニューは氷グラス抽出の運用前提です。
比較:同帯のディナミカとどう選ぶ?
| 項目 | ECAM35055B | ECAM35015BH | ECAM35035W |
|---|---|---|---|
| 位置づけ | 自動ミルク付きの実力派 | ボタン直感のベーシック上位 | 白系×高コスパの定番 |
| ミルク方式 | 自動(ミルクタンク) | 手動(スチーム) | 手動(スチーム) |
| 操作系 | 液晶+自動ミルクメニュー | 物理ボタン中心 | ボタン+液晶で見やすい |
| 価格感 | 約13.7万円 | 約14.7万円 | 約13.8万円 |
口コミの傾向
「白の見た目がキッチンに合う」
「抽出が速く毎朝の時短になる」
「手入れが簡単で続けやすい」
「自動ミルクが欲しくなる場面も」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:白系インテリア重視/日常の基本メニューが中心/自動ミルクは不要〜手動で十分
- 向かない人:ボタン一つでラテを作りたい(→ ECAM35055B)/冷ミルクや多機能を求める(→ フラッグシップまとめ)


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