この記事でわかること
- BB-ST10を焼き質/メニュー/速さ/こね力/静音の5軸で評価
- BB-HE10(コンパクト重視)との違い(ダブルヒーター・自動投入・メニュー充実度)
- 比較の全体像は下記まとめから横断確認
※本記事はまとめ記事01(パンくらぶ 1斤|2機種比較)の特化レビューです。全体比較は下記から。
→ 象印ホームベーカリー「パンくらぶ」おすすめ比較|BB-ST10とBB-HE10の違いと選び方
結論:“焼き上がり優先の本命”。BB-ST10はダブルヒーター×自動投入で、ミミまでふんわり整える
BB-ST10は1斤・パンくらぶの上位機。底面加熱のダブルヒーターと、イースト/具材の自動投入を備え、プレミアムリッチなど焼き分けも豊富。焼き質と再現性を求める人に刺さる完成度で、毎日の食パンからリッチ配合まで安定した仕上がりを狙えます。
仕様と価格(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | BB-ST10 |
| タイプ | 1斤・ホームベーカリー(食パン/生地づくり/スイーツ等) |
| 主な特徴 | 底面ダブルヒーター/イースト・具材自動投入/プレミアムリッチ/国産小麦・薄力粉・ホームメイド対応 |
| 評価軸(編集部) | 焼き質5/メニュー5/速さ4/こね力4/静音4 |
| 参考価格(執筆時点) | 約3.0万円(※時期・店舗により変動します) |
購入・価格チェック
実用レビュー
① 焼き質:ダブルヒーターで“底から均一”。ミミまでふんわり
- 底面ダブルヒーターが火当たりを均し、耳の硬さが出にくい。砂糖・油脂多めのプレミアムリッチでも甘みと香りがしっかり。
- 焼き色・焼き加減のブレが少ないため、毎日食パンの安定感を重視する人に相性良好。
② メニュー:自動投入×多彩コースで“手間を削る”
- イースト自動投入/具材自動投入でタイミング管理が不要。レーズン・ナッツも均一に混ざりやすい。
- 国産小麦/薄力粉/ホームメイドなどのコースを装備。生地・甘味・油脂の配合を振っても再現性が高い。
③ 速さ:早焼きは十分実用。日常の“回転”を確保
- 早焼き系メニューで平日朝用の食パンも間に合う目安。標準焼成より軽めの食感になりやすい点は理解して使い分け。
- タイマー予約と自動投入の組み合わせで、放っておける時間が増えるのが利点。
④ こね力:生地づくりの“芯”が出やすい
- 多コースに合わせた制御で、グルテンの伸びを感じやすい仕上がり。バターロールやピザ生地も扱いやすい。
- やや重めの筐体で安定。作動音・振動のピークが出てもパンケースが暴れにくい。
⑤ 静音:設置が整えば“落ち着いた動作音”
- こね〜発酵〜焼成での作動音は控えめ。早朝の予約運転でも家族の睡眠を妨げにくい印象。
- 厚めのまな板や耐震マット等で下地のガタつきを抑えると、さらに静かに感じられる。
注意・割り切りポイント
- 価格はやや上。焼き質・自動投入・豊富メニューに価値を置ける人向け。
- 多機能ゆえメニュー把握に少し学習コスト。基本は「食パン+お気に入り数コース」から始めると運用が楽。
- 設置スペースと振動対策を事前確認。軽量・省スペース重視ならBB-HE10も候補。
比較:BB-HE10とどっちを選ぶ?
| 項目 | BB-HE10 | BB-ST10 |
|---|---|---|
| 位置づけ | コンパクト重視の実用モデル | 焼き質・再現性重視の上位 |
| 主な特徴 | ごはん入り/天然酵母/必要十分なメニュー | ダブルヒーター/自動投入(イースト・具材)/プレミアムリッチ |
| 速さ | 早焼き約2時間の明快設計 | 早焼き系を備え、予約運用と自動投入で手離れ良好 |
| こね力・静音 | 標準的(設置性良好) | 安定したこね・静音(筐体で振動を抑えやすい) |
| 価格感 | 約2.1万円 | 約3.0万円 |
| 向く人 | 置きやすさ最優先/価格を抑えたい | 耳までふんわりの焼き質・自動投入を活かしたい |
口コミの傾向
「ミミまで柔らかく、香りがよい」
「自動投入で手間が減った。予約が使いやすい」
「リッチ系も安定して焼ける」
「価格はもう少し抑えたい」
※主要ECサイトのレビューを横断して傾向を要約(個別の投稿を直接引用していません)。
まとめ:向く人/向かない人
- 向く人:焼き上がりの質を最優先/自動投入で手間を省きたい/食パンからリッチ配合まで幅広く楽しみたい
- 向かない人:初期費用を抑えたい(→ BB-HE10)/設置スペースが限られる

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